AVIOT、House of Marley、Beats by Dr. Dre……各メーカーの最新ワイヤレスイヤホン4種

ST-XX(SOUL)

 最後に紹介するのは、グラミー賞を受賞した米国のヒップホップアーティスト、リュダクリス監修のもと、最初のヘッドホンを企画し、グローバル市場でそのブランドポジションを確立したメーカー・SOULが、7月16日に発売した“ST-XX” 。とにかく、見た目の小ささとカラフルなデザインが目を引く。片側のイヤピースでたったの4グラムというライトでミニマルなデザインながら、パワフルな音を提供している。カラーリングは、ラズベリーレッド、レモンイエロー、サクラピンク、ネイビーブルー、ピュアホワイト、そしてマットブラックの6種類。従来のイヤホンにはあまりなかったカラーも多く、発色もとても綺麗だ。

 USB Type-Cを採用した高速充電で、最大連続再生時間は5時間(スタンバイ時間は最大40時間)。充電ケースを使えば最大20時間再生可能である。とりわけ重宝するのは、音楽を聴きながら外部の周辺音を取り込む“オーディオトランスパレンシーモード”。これにより、イヤホンを付けっぱなし、音楽を流しっぱなしにしてもBGMのようにして近くの人と話をしたり、電車の中のアナウンスなどを聞き取ったりすることが可能となっているのだ。

SOUL ST-XX | Be #Colorholic

 以上、ここ最近発売された完全ワイヤレスイヤホンを4つ紹介した。皆さんのリスニング環境に合わせて、お好みのモデルをぜひ試してみてほしい。

■黒田隆憲
ライター、カメラマン、DJ。90年代後半にロックバンドCOKEBERRYでメジャー・デビュー。山下達郎の『サンデー・ソングブック』で紹介され話題に。ライターとしては、スタジオワークの経験を活かし、楽器や機材に精通した文章に定評がある。2013年には、世界で唯一の「マイ・ブラッディ・ヴァレンタイン公認カメラマン」として世界各地で撮影をおこなった。主な共著に『シューゲイザー・ディスクガイド』『ビートルズの遺伝子ディスクガイド』、著著に『プライベート・スタジオ作曲術』『マイ・ブラッディ・ヴァレンタインこそはすべて』『メロディがひらめくとき』など。
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