新型iPhoneでTouch IDが復活へ? Androidとの競争に向け、低迷を打破するため決断か

新型 iPhoneでTouch IDが復活へ?

Touch IDとFace IDの統合は大きな可能性、iPhone低迷を打開も

 Apple 製品を専門に扱うメディア『9to5mac』は「Apple Watchが将来、生体認証を行う場合、Face IDの顔認識カメラよりも、アンダーディスプレイの指紋スキャナーの方が可能性が高い」と記している(参考:https://9to5mac.com/2019/08/05/iphone-face-id-touch-id/

 他方、『The Verge』は「Touch IDとFace IDのセキュリティシステムを統合するのは興味深いアイデアで、二段階生体認証への扉を開く可能性がある。つまり、ハッカーがアクセスするには、顔と指紋の両方を模倣する必要があるため、別の形式の生体認証セキュリティと組み合わせて使用​​すると、それを突破するのはかなり困難になる」と利点を述べる(参考:https://www.theverge.com/2019/8/5/20754520/iphone-in-display-fingerprint-sensor-touch-id-2021-iphones-face-id-biometric-security-rumors

 また、『Mashable』は「もしクオ氏の予測が正しければ、iPhoneは後戻りすることになる。Touch IDの復活は多くのiPhoneユーザーに喜ばれるだろう。Face IDは指紋スキャンほど反応速度が良くないため、あまり好まれていない。インディスプレイTouch IDは、Androidスマートフォンに対するiPhoneの競争力を高める可能性もある。Androidスマホは最近、ディスプレイに指紋リーダーが搭載されている。もしかするとTouch IDがiPhoneの低迷を打破するかもしれない」と分析した(参考:https://mashable.com/article/iphone-touch-id-face-id-2021/?europe=true

 設計よりもはるかに早い時期に出された観測のため、今後の状況に応じて仕様が変わる可能性もあるが、顔認証と指紋認証の両方を搭載することは、今のところ各方面から歓迎されているようだ。

(画像=『9to5mac』Kuo: Apple to release iPhone with both Face ID and under-screen Touch ID in 2021より)

■Nagata Tombo
ライターであると同時にIT、エンタメ、クリエーティヴ系業界にも出入りする。水面下に潜んでいたかと思うと、大空をふわふわと飛びまわり、千里眼で世の中を俯瞰する。

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