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5G対応iPhoneは2020年には間に合わない? 通信新時代はGoogle Stadiaに有利か

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 次世代の通信規格である「5G」という言葉は最近よく耳にするようになったが、この言葉はスマホメーカーの動向や最新スマホ情報とともに語られることが多い。そんな5Gに関連して、多くユーザが気になるあのスマホの動向が報じられた。

Apple成長への影響は限定的

 アメリカ大手メディアCNBCは3日、5G対応iPhoneに関するUBSのアナリストTimothy Arcuri氏の発表を報じた。スイスに拠点を置く世界的な金融機関に所属する同氏によると、5G対応iPhoneは2020年には出荷されない可能性が高まっている、とのこと。5G対応に遅れている原因として、5G対応チップの調達に遅延が生じていることがある。Appleは2021年の5G対応を目指しているようだが、この目標の達成には「大きな技術的ハードル」が立ちはだかっていることも指摘されている。

 もっとも、5G対応の遅れがAppleの成長に及ぼす影響は限定的だと考えられている。というのも、近年iPhoneの買い替えサイクルがかつてより長くなって、3~4年程度となっているからだ。それゆえ、iPhoneユーザの5G対応もゆっくり進むと予想されるので、5G対応iPhoneのリリースが他のスマホメーカーより遅れてもAppleの成長に大きな打撃は与えないだろう、と同氏は分析している。

5G対応チップをめぐる綱引き

 以上のようなArcuri氏の分析に対しては、「なぜAppleは5G対応チップ調達に遅れをとっているのか」という疑問を抱くだろう。この疑問は、Appleとチップメーカーとの複雑な関係を紐解くことで答えることができる。

 かつてiPhoneのチップには、チップメーカー大手のQualcomm社製のものが採用されていた。ところが、2017年1月にチップ契約に関する主張の違いから2社の関係は悪化し、ついには法廷で争うことになり現在も係争中である。そのため、Appleは2018年12月に発表されたQualcomm社製5G対応チップ「Snapdragon 855」を使うことができない。

 Qualcommとの関係が悪化したため、AppleはIntelと新しいチップ契約を結んだ。Intelのチップは4G対応のものに関してはQualcommと遜色がなかったのだが、5G対応チップの開発が大きく遅れているので2020年の供給には間に合わないのである。

 5G対応チップ供給メーカーの候補には、Samsungを挙げることができる。しかし、同社はAppleと直接的な競合関係にあるので、スマホの心臓部とも言える最新チップをAppleに供給するとは考えにくい。また、中国メーカーHuaweiは今年1月末に5G対応チップを発表しているので供給メーカーの候補と考えられるのだが、HuaweiとAppleが契約する可能性も低い。というのも、昨年から米中関係が緊張しており、さらにはHuawei部品にはセキュリティ上の懸念もあるからである。

      

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