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“あの人のゲームヒストリー”第十二回:ELLY

三代目JSB・ELLYが語る、ゲームから得た大切なもの「生活にも仕事にも、絶対つながる」

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 ゲーム好きの著名人・文化人にインタビューし、ゲーム遍歴や、ゲームから受けた影響などを聞く連載“あの人のゲームヒストリー”。今回は三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBEのパフォーマーで、人気バトロワゲーム『フォートナイト』の“ガチプレイヤー”として知られるELLY/CRAZYBOYが登場。

 世界大会にもゲストプレイヤーとして出場し、「リテイルローの村長」としてゲーム配信でも話題を呼んでいるELLYは、これまでどんなゲームをプレイし、何を得てきたのか。気になるゲーム遍歴から、『フォートナイト』に魅せられた理由、今後プレイしたい意外なゲームまで、じっくりと聞いた。(編集部)

「プロゲーマーは本当にスゴいし、カッコいい」

ーーELLYさんといえば学生時代、野球に打ち込んでいたことで有名ですが、小さい頃からゲームもプレイしていたのでしょうか?

ELLY:そうですね。最初にハマったのは小学生時代、ゲームボーイでプレイした初代の『ポケットモンスター 赤・緑』だったと思います。『デジモン』(デジタルモンスター)も好きだったし、対戦ゲームで言えば『ストリートファイター』シリーズをプレイしたり。やっぱり対戦が好きで、小学校・中学校は友だちとほぼ毎日集まって、『ウイニングイレブン』で戦ったりもしていました。

ーー高校・大学とプロも視野に入れて野球に取り組むなかで、その後もゲームは継続的にプレイしていましたか?

ELLY:いえ、それが特に大学では寮に入ったので、なかなかゲームを持ち込んでプレイできる環境ではなくて。それからダンサーになって、最初の頃はお金がなかったので、やっぱりゲームを買うことが難しくて。友だちの家に行ったときにここぞとばかりにプレイするくらいで(笑)、少し離れていたかもしれないですね。


ーーライブ配信を観ていても、『フォートナイト』の腕前はかなりのものだとわかります。そこからあらためてゲームに目覚めたのはいつ頃ですか?

ELLY:24歳くらい、三代目J SOUL BROTHERSになってからですね。

ーー当初からすごい活躍でしたが、ゲームをする時間は取れたのでしょうか?

ELLY:確かに忙しくなりましたが、意外と取れるもので。夜、家に帰って、例えばみんなテレビを見る時間ってあるじゃないですか。僕の場合、その時間が全部ゲームなんです。家でのリラックスタイムは映画を見るか、ゲームをするか、ケータイをいじっているか、という感じで。ダウンタウンの番組だけは欠かさずチェックしていますけど(笑)、なんとなくテレビを見る、ということはなくて、自分が本当に興味を持ったものに対して時間を割くタイプなんですよね。そのなかで生活のルーティンができていて、家に帰って、これくらいの時間ゲームをやって、お風呂に入って、という。

ーーそのなかで、『フォートナイト』に出会ったと。

ELLY:そうですね。「海外で『フォートナイト』っていうゲームがヤバいらしいよ」という話を聞いて始めたんです。Season3(2018年2月〜4月)くらいの時期で、まだCMも流れていなかったし、日本でバンバンプレイされている感じではなかったですね。FPSやTPSでは、『Call of Duty』シリーズ、『荒野行動』もプレイしていて、そのなかでも『フォートナイト』はエンタテインメント性が強いところに惹かれたんです。キャラクターを活かしたゲーム性が好きで、素材を集めて建物を作る「建築」の要素だったり、ダンスを含めた豊富なエモート(感情表現)だったり、見ているだけで楽しいんですよね。

ーー確かに、必ずしもゲームについて詳しくない人も、配信/観戦を楽しんでいますね。

ELLY:そうなんです。FPS/TPSは男性のプレイヤーが多いと思うんですけど、『フォートナイト』は女性が見ても楽しいし、僕は三代目でも、男性にも女性にも楽しんでもらいたいと思っているので、そういう思いにもピッタリ合ったゲームだというか。

ーーただ、単に「楽しい」というレベルを超えた腕前になっているのがスゴいと思いました。プレイは、もちろん魅せる要素もありつつ、かなりガチで。

ELLY:みんなにびっくりされますね(笑)。プレイ時間を考えても、毎日プレイしていますから。家に帰ったら「スクリム」という、プロの練習場みたいな場所に入るんです。僕は「修行」と呼んでいるんですけど、例えば昨日は夜の9時から、早朝の4時までプレイしていました。2時からはプロゲーミングチーム『CrazyRaccoon』のメンバーがたまたま集まって、みんなで戦っていました。

ーーかなり頭も使うゲームなので、ハイレベルな戦いのなかで、それだけの時間、集中力がもつのがスゴいと思います。

ELLY:逆に頭を使うこと自体というか、なかなか読めない展開を読んでいくのが楽しくて。これって、生活にもつながるんですよ。自分がどう動くかで勝敗を決めていくゲームなので、生活のなかで自分がどんな選択をしたからどういう結果になったんだ、ということを理解することができるようになる。そうやってトライ&エラーを重ねていくのは、実生活も全部同じですから。その分析とか、判断がうまくできるようになっていくと思うと、自然と集中できますね。

ーーなるほど、ゲームをすることが、実生活やお仕事に役立っている部分もあると。

ELLY:めっちゃありますね。頭の回転力は、絶対に上がっていると思います。目だけはちょっと悪くなるかもしれないですけど(笑)。

ーーFPSやTPSは、チーム戦ではメンバーとのコミュニケーションも重要で、そういう部分もお仕事につながるのかな、と想像しました。

ELLY:間違いないですね。メンバーの意見をちゃんと聞くこともそうですし、例えばこの前の試合では、メンバーのみんなが引いて様子を見よう、というところで、僕は絶対に攻めればいけると思ったので、ひとりで仕掛けて、結果として勝つことができたんです。自分に自信があって、信念を持って動けるときはそれを貫くことも必要になるし、そのせめぎ合いというのは、グループとして活動する上で大事なのかなって。基本的には、みんなについていくタイプなんですけどね(笑)。

ーーそういう判断を一日何回、何十回と繰り返すわけですから、かなり鍛えられそうです。

ELLY:人として強くなりますよね。真剣に考えればある程度、正解が見えてくるものでもあるし、ただ相手も人間なので、そううまくいかないこともある。それに対応するのは大変なんですけど、面白いですね。

ーー1月には、オーストラリア・メルボルンで開催された『フォートナイト』の世界大会「The Summer Smash at the Australian Open」にゲストプレイヤーとして参加されて、100人中10位まで残るという活躍でした。刺激になりましたか?

ELLY:そうですね。オーストラリアに行くまで、先ほど話に出た、上級者が集まる「スクリム」にはあまり入らなかったんですけど、プロアマの大会だったら、また出場して結果を残したいなと思って、修行に力が入るようになりました。「リテイルローの村長」として、急に出てみても面白いかなって。昨日も「村長がスクリムにいるぞ!」って、上級プレイヤーの人たちにも楽しんでもらえたので(笑)。

ーープロにも揉まれて、いまもどんどん上達していると。

ELLY:うまくなっていると思いますね。ただ、トッププロは本当にスゴくて、自分はアーティストだから、そこまでは到達できないと思うんです。日本でプロゲーマーに憧れる人はまだまだ多くなくて、もしかしたら、少し暗いイメージを持っている人もいるかもしれないですけど、彼らは本当にスゴいし、カッコいいんですよ。『CrazyRaccoon』のメンバーなんかはそういうゲーマーのイメージを変えたいと思っていて、だから、僕のスタイリストがついて、ファッションにも気を使っているんですよね。アーティストと同じように、プロゲーマーも憧れの対象として確立されたものになってほしいし、僕もそれに協力できたらなって。

ーー日本におけるプロゲーマーの先駆けと言える、格闘ゲーマーの方々も、身なりを含めてゲーマーのイメージを変えていくというのは、当初からテーマにしてきたことですね。

ELLY:そうですね。僕がリスペクトを発信することで、少しでも、世間的に「ゲーマーってイケてんじゃん」というイメージになってくれたらうれしいです。

ーーゲームに詳しくない人への目配せという意味では、ELLYさんが配信で、初心者に向けてゲーム画面の説明をしたり、プレイヤーにとっては当たり前のこともきちんと解説しているのが素晴らしいな、と思いました。

ELLY:基本的に、三代目のELLYを見に来てくれる人は、ゲームのことをあまり知らないと思うんです。だから、「『フォートナイト』ってこういうゲームなんだよ」と、その楽しさをわかりやすく伝えることが大事だと思っていて、最初は「キャラクターがかわいい!」という興味の持ち方でも、全然いいんですよね。好プレイに気が付かなくても、「コスチュームが面白い!」って思ってもらえるだけでもいい。普段ゲームをしない人が、ゲームに対して明るく楽しいイメージを持ってくれたらうれしいなって。

      

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