モンハン風ゲーム『Dauntless』、1週間でプレイヤーが500万人突破 Epic Gamesストアの看板タイトルに?
Steamを切り崩すEpic Gamesストア
Dauntlessが配信されているEpic Gamesストアは、前述の通り昨年12月に立ち上がった新興のゲームプラットフォームだ。同ゲームは現時点ではEpic GamesストアのライバルSteamからは配信されていないのだが、大手ゲームパブリッシャーが手がける大作ゲームにもこうした配信傾向が見られるようになってきている。
大手ゲームパブリッシャーであるUbisoftの大作アクションゲーム『DIVISION 2』がSteamではなくEpic Gamesストアからリリースされたのは既報の通りだが、ゲームメディアIGN日本版によると、今度は同じく大作アクションゲーム『ゴーストリコン ブレイクポイント』もEpic Gamesストアからリリースされるというのだ。もちろん、インディーズゲームにおいてもSteamを避けてEpic Gamesストアを選ぶものが現れている。5月30日にリリース予定のアドベンチャーゲーム『OUTER WILDS』は、そうしたゲームの一例だ。SteamよりもEpic Gamesストアが選ばれるのは、ゲームスタジオが受け取る売上の分配率がSteamが70%なのに対しEpic Gamesストアが88%に設定されているからだと考えられる。
以上のように徐々に「SteamなしのEpic Gamesストアあり」の勢力が形成されつつあるなか、フォートナイトに続く看板タイトルになるかも知れないDauntlessの登場は、Epic Gamesストアの勢いをさらに強めることになるだろう。
■吉本幸記
テクノロジー系記事を執筆するフリーライター。VR/AR、AI関連の記事の執筆経験があるほか、テック系企業の動向を考察する記事も執筆している。Twitter:@kohkiyoshi