ヒカキンが地上波で明かした「青春のすべて」 豪邸を訪ねた霜降り明星はYouTuberの“ガチさ”を体験
人気YouTuberのヒカキンが4月17日、『衝撃のアノ人に会ってみた!』(日本テレビ系)に出演。自宅を披露するとともに、下積み時代のエピソードを語った。
番組の冒頭、スキージャンプで世界を席巻する高梨沙羅が登場。22歳にしてW杯歴代最多の56勝、個人総合優勝4回を数えるスーパースターだが、実は子供の頃、練習相手を務めていたのが、他でもないヒカキンだという。高梨は「面白くて優しいお兄さん」と振り返り、現在では「世の中に影響を与えているひとり」とリスペクトを語っていた。
そんなヒカキンに会うため、噂の豪邸を訪ねたのが、若手No.1お笑いコンビ・霜降り明星のふたりだ。さっそく部屋の前で来たふたりは、「超高層マンションのほぼ最上階。酸素が薄い」と緊張気味。スタッフから「ロケをすることは(ヒカキンに)伝えているので、入っちゃいましょう」と探索に乗り出した。
エントランスの横にある扉を何となく開いてみると、ブランド物の靴がずらりと並ぶ「靴の部屋」。霜降り明星・せいやは「家賃1万円で、ちょうどこれくらいの部屋に住んでる……」とこぼしていた。15メートルほど続く廊下に驚きつつ、恐る恐る部屋のドアを開けると、そこから「ワッ!」とヒカキンが登場。同じ階に2部屋、合わせて「6LLDDKK」の豪邸を案内してもらうことに。
400万円の純金製ハンドスピナー、『ONEPIECE』尾田栄一郎の直筆サイン、17個もあるエアコンのリモコンなどに驚きつつ、動画でおなじみのソファーに座る。ヒカキンに憧れる子どもたちにとっての夢の場所で、「下積み時代」のトークが始まった。
ヒカキンの小中学校時代の夢は、オリンピックに出場することだったという。新潟出身のヒカキンは、北海道の選手と合同の合宿に参加した際に、高梨沙羅とともに練習することになった。それが、番組冒頭で高梨が語った思い出になっている。ヒカキンはノルディック複合の選手でもあったため、日々、過酷な基礎体力トレーニングに臨んでいた。夕方から部活で20kmを走るなど、本人いわく「青春のすべてをスキーに捧げ」て、友だちと遊んだ記憶もないそうだ。中学時代には全国8位という好成績も残し、努力を続けたが、しかし五輪出場の夢は叶わなかった。
そうしてヒカキンが見つけた新たな夢が、ヒューマンビートボックスで有名になることだ。新潟から上京し、スーパーで働きながら動画を作る日々。給料は手取りで月12万円。音楽機材を購入するため、食費は1日200円以下に抑えていたという。最初の給料で小さなスピーカーを買い、ストリートライブに乗り出すも、5分で警備員に止められたり、客がひとりもいないクラブでマイクを持ったりと、厳しい日々が続いたが、「スキージャンプもきつかった。これくらいでは負けない」と踏ん張ることができた。ヒカキンは「青春をスポーツに捧げてよかった」と振り返った。
その後、「Super Mario Beatbox」(https://www.youtube.com/watch?v=LE-JN7_rxtE)で大ブレイクを果たし、いまも休みなく動画を取り続けるヒカキン。スター街道を走り始めている霜降り明星の2人も、20年分のトイレットペーパーがうず高く積まれたトイレ、短眠でも疲れが癒えるようにと寝室にただ一つ置かれた高級ベッドに驚きつつ、「寝室以外は、すべて仕事場」という豪邸に刺激を受けていたようだ。