ヒカキンが『ダウンタウンなう』で見せた、YouTuberとしての矜持 驚愕の「おもてなし」を振り返る

 そして、兄のセイキン、幼馴染でもあるマスオと、関係の深いYouTuberからのタレコミも。いわく「世間の目にビビりすぎている」。プライベートのLINEですら流出してもいいという覚悟を持って送っているそうで、後輩のYouTuberにも、「ツイッターに投稿する感覚でLINEをするように」とアドバイスしているという。ヒカキンは、自身のイメージがよくなっていき、少しのことでその評価が逆転してしまうのが怖いのだそうだ。

 そんなヒカキンに、坂上は「何が楽しいんだろう? 普通、有名になったら、きれいな女の人と付き合えるとか、稼いで遊ぶとか、そうなっていくけれど、それをものすごく抑制しているでしょう」と問いかける。ヒカキンは「すごい抑制している」と同意し、「スキャンダルを笑いに変えられる芸人さんがうらやましい」と語っていた。

 終盤には編集室で、前回の「ハシゴ酒」の映像をYouTube風に編集した映像を見せ、一同を感心させたヒカキン。最後は愛犬家の坂上にティファニーのドッグボウルを、菊地にはReFaの小顔ローラーとクリームを、浜田にはルイ・ヴィトンのゴルフボールセットを、そして鼻炎に悩む松本には一箱1万円の高級ティッシュと、皇室献上品のトイレットペーパーをプレゼント。YouTuberらしいオチをつけて、コーナーは終了した。余談だが、続いて登場した元NHKの登坂淳一アナが一瞬、セイキンに見えてしまったのは、筆者だけではないのだろう。

 一攫千金の「YouTubeドリーム」とともに、トップYouTuberの苦悩も語られた、充実の40分。ヒカキンが3度目の出演を果たす時があれば、いったいどんな変化を語ってくれるだろうか。地上波でも違和感なく、その魅力を発揮しているヒカキンのさらなる飛躍を楽しみにしたい。

(文=向原康太)

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「ニュース」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる