『テラスハウス』和田理生(休日課長)インタビュー 川谷絵音との約束&利沙子との“その後”は?
「海外の方からも“レシピを教えてくれ!”とDMが来ます」
ーーNetflixで世界に配信されているテラスハウスに出演したことによって、DADARAY、ゲスの極み乙女。にも海外からの反響はありましたか。
和田:インスタグラムでDMが来たりしました! 熱心な人からは「あなたの使っているベースのメーカーを教えてください」なんてメッセージもありましたね。基本的には顔見知りにしかDMを返さないのですが、それはちょっと返信したくなりました(笑)。あとは東京駅でタイの方に「Are you TERRACE HOUSE!?」って言われたり(笑)、銀座線でもアメリカの方に声をかけられました。海外の方は「あの人、理生かな?」みたいなのがなくて、すぐに声をかけてくれるので、気づかれたことがわかりやすくて嬉しいです。
ーーライヴに来る方も変わりましたか?
和田:DADARAYは、ライブ終演後に物販を手売りするのでお客さんに会えるのですが、その時に「テラスハウスを観て来ました」って言ってくれる方もいますね。それをきっかけにそのバンドのことを好きになってくれたのは、素直に嬉しいなって思います。
ーーすでに音楽領域で成功されている和田さんですが、今回リアリティーショーに出演することによって新たな可能性を開くことはできましたか?
和田:料理のことはすごく聞かれるようになりました。今回出てみて、これまでの比じゃないくらい聞かれますね。海外の方からも「レシピを教えてくれ!」とDMが来ます。
ーー音楽に関してはいかがですか? ゲスの極み乙女。は川谷さんがプロデュースや作詞作曲、ほな・いこかさんが女優として活動したりとか、音楽を主軸にしつつ色々活動していますよね。
和田:ゲスってみんな多彩で個性が強いと思います。バンドメンバーが覚えてもらえるバンドって珍しいなって思うので、それに関してはゲスって面白いバンドだなって感じています。自分がテラスハウスに出たことで、知ってもらえたことは大きいですし、思い切ってやってみたら広がるんだなってことで味をしめました(笑)それをきっかけにさらに広がればいいなと思います。ただ、音楽に関する接し方が変わったかというとそういうことはないですね。チャレンジしようと思うことが増えたと思います。
ーー和田さんって、ライフスタイルに焦点のあたる方なのかなという印象です。
和田:会社員時代のウェブインタビューも反響がありましたし、言われてみるとそうですね(笑)。狙ってライフスタイルを発信していこうというわけではないのですが、「僕でいいなら話すよ」という気持ちでいます。
ーーファンに休日課長ではなく、素の和田理生を見せることに抵抗はなかったですか?
和田:ないですね。音楽活動においては、自分の出している音だけを見て判断してほしいと思っているので。自分自身、どんなアーティストでも好きなアルバムとそうではないアルバムがありますし、アーティストの私生活が見えたからどうだということはないです。それで嫌われてしまうならそれまでですし。現状はそんな声も聞こえてこないですし、自分にとってはプラスな出来事ばかりだと感じています。
ーー今年以降の活動についても聞かせてください。
和田:1年前の自分は今を想像できていないと断言できるくらい、色んなことに挑戦した年でした。なので、2019年は今の自分から見て、それ以上の自分になれるようにすることを目標にしています。そのために、スピード感を持って色々なことを決断していきたいですね。
(取材・文=Nana Numoto)