ヒカキン、動画の総再生数100億回突破を報告 トップYouTuberの栄光と苦労が明らかに

ヒカキン、動画総再生数100億回突破を報告

 そして最後は、「いままでで一番キツかったランキング」だ。第3位は、すべてのランキングに顔をだすことになった『YouTubeテーマソング/ヒカキン&セイキン』。このミュージックビデオの撮影は、朝8時に現場入りして、ほぼ休憩なく、翌日の朝7時まで及んだという。MV撮影の勝手を知らなかったヒカキンは、前日ほとんど徹夜という状態で臨んでおり、最後のカットとなった、壁を肘打ちで壊すシーンは、セイキンも含め、夢か現実かわからないような感覚に陥っていたそうだ。

 第2位は、『【放送事故】ウルトラデスソース飲み込んだらセイキンが。。。』(https://www.youtube.com/watch?v=swoMSbvtJuM)。タイトル通り、アメリカから取り寄せた激辛のウルトラデスソースをセイキンとともに食べる動画だが、リアクションを取れないレベルの辛さで、中止も検討しながら、結果として動画になった。すでにトップYouTuberだった2016年の動画で、ヒカキンが体を張ってきた歴史がよく分かる。

 そして第1位は、『セイキンのMVに隠れた5人のヒカキン君を探せ!』(https://www.youtube.com/watch?v=XTtKrT-PX4s)だ。セイキンのソロデビュー作となる「Just Do It Now」のMVに隠れたヒカキンを探す、という動画だが、実は動画撮影時、40度の熱があったというのだ。当時は「絶対に毎日投稿したい」という強い思いがあり、編集を終えてアップロードしたあと、入院することになってしまった。ヒカキンは「真似しないように」と注意喚起を忘れなかったが、いくら注意しても体調がすぐれない日は出てくるなかで、ストイックに動画活動を行なってきたからこそのエピソードだ。

 動画の最後に、ヒカキンは「まだまだこれから」という言葉を残した。YouTubeで生計を立てられるようになってから7年、世間的にも「YouTuber」という言葉が定着しており、キャリアの初期を思い返せば「めちゃくちゃ恵まれた環境にある」というヒカキン。「そんな幸せな環境になったいまだからこそ、ここからがスタートという気持ちでがんばっていきたい」と力を込めた。「20代よりは少しプライベートな時間を作り、余裕を持った30代にしたい」というが、まだまだヒカキンの時代は続きそうだ。

(文=向原康太)

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