ゲーム系YouTuberのチャンネルが相次いで収益化の対象外に ゲーム実況者の未来はいかに?

プラットフォーム上で踊るYouTuberたちの憂鬱

 ゲーム関係の動画はYouTubeでも特に人気のジャンルだが、ゲーム会社の著作物であるゲームの内容を配信する実況動画や攻略動画は著作権的に黒に近いグレーゾーンと言える。

 任天堂やカプコンなどのように、ガイドラインを提示した上で動画投稿や配信を認めている場合もあるが、まだまだゲーム関連の動画に関しては著作権の問題は解決されていない。

 また、今回の問題に関してはYouTuberとゲーム会社間の問題というよりは、YouTubeとYouTuberの間で起きた問題だ。過去には広告収益が急激に低下するといったことがYouTuberたちを震撼させたこともあったが、やはりプラットフォームに依存するビジネスモデルには一定のリスクが付きまとう。

 YouTubeという舞台で踊る動画投稿者たちは、今後も変化していく環境の中でいかにサバイブしていくかを考えなければならないだろう。たとえ“好きなことで生きていく”ことができても、YouTuberも楽ではないのだ。

■脳間 寺院(のうま・じいん)
ゲーム・動画ジャンルを専門にしているライター。京都生まれポケモン育ち、ボンクラオタクがだいたい友達。Twitterでも面白い動画やゲームについて情報を発信中。Twitter:@noomagame

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