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『有吉ぃぃeeeee!』総合演出が語る“テレ東らしいゲームバラエティ作り”「放送からどんどんはみ出ることを」

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 「放送からどんどんはみ出ることをやっていきたい」

ーーなるほど、確かに一般的なバラエティ番組とは少し違う、この番組ならではのゆるやかなグルーヴが生まれていますね。想定外のこともいろいろと起こっていると思いますが、これまでで記憶に残っているエピソードはありますか?

岩下:やはり勝てなかったとき、収録が終わって有吉さんが「いやぁ、ダメだった」って、本気で落ち込んでいることがあって。こんな真剣に番組に向き合って頂けるのは、いい意味の想定外で、本当にありがたいです。あとは、『ストリートファイターV』のように、同じタイトルの2回目、というケースも出てきて、そこで演者さんが成長していることにも驚かされましたね。田中さんもそうですし、タカさんとトシさんもかなり練習してきてくれて、ここまで時間を割いてゲームに取り組んでもらえるとは、当初は想定していませんでした。

 また、有吉さん、田中さん、タカさん、トシさんという4人の組み合わせが想像以上に素晴らしかった、というのもあります。特に有吉さんとタカトシさんは、実はこれまであまり共演がなかったのですが、本当にすぐにマッチして。天才だなと思ったのは、『ぷよぷよ』を取り上げた回で、熟練のプレイヤーにまったく歯が立たないなかで、有吉さんが「ファイナルフラーッシュ!!」って叫んで、一個だけ消したんですね(笑)。たったそれだけで、最後まで通して笑える回になって。これも、4人の笑いの構成力があってこそで、同時に、これだけ盛り上がれるゲームってすごいな、と思いました。

ーー確かに、有吉さんがこれだけ無邪気に盛り上がれるというのは、ほかのコンテンツではなかなか思い浮かびません。

岩下:ゲーム以外であの熱量を家の中で引き出そうと思っても、ちょっと思いつかないですね。不確定要素と、ゲームのオンライン対戦と、演者の力が噛み合って、面白いシーンが生まれているんだろうな、というは思います。

ーーまた、地上波のプライムタイムで、視聴者とのインタラクションに積極的に取り組んでいるのも、番組の特徴だと思います。

岩下:そうですね。僕自身、学生時代はめちゃくちゃオンラインゲームをやっていて、『ファイナルファンタジーXI』では廃人レベルだったんです(笑)。そんな経験からも、日本中の人が、オンラインで有吉さんと対戦するチャンスがある状況というのは、夢があるなと思って。ライブ配信プラットフォーム「Twitch」で田中さんが『スマブラSP』(大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL)の生配信をしたこともそうですが、放送からどんどんはみ出ることをやっていきたいと考えています。

ーー田中さんの配信、平山プロデューサーからもアイデアとして聞いてはいましたが、こんなに早く実現するとは思いませんでした。

岩下:オンライン配信はほとんどやったことがないと思うのですが、すごく積極的に取り組んでいただけて。練習の成果が出て、「成長してる!」というコメントが多かったですし、いじりも含めて愛される田中さんは、配信向きですよね。フットワークが軽いスタッフにも恵まれているので、次はタカトシさんも巻き込んで、配信は今後も続けていきたいと思います。

ーー出演者の成長という意味では、Red Bullアスリートで『ストリートファイター』シリーズの猛者であるボンちゃんをはじめ、ゲームを教えてくれる上級者とのやり取りも、わかりやすく楽しいものになっています。

岩下:そうですね。プロゲーマーって、変わった人が多いんじゃないか……というイメージもあると思うのですが、実際に接してみると、本当にきちんとした方々で。事前の練習にも付き合ってくれて、例えば、『スプラトゥーン2』は裏切りマンキーコングの西澤祐太朗さんに教えてもらったのですが、時間がないなかで勝ちたいなら、「相手を画面の真ん中に置く、ということだけをひたすら練習してください」と。それだけで劇的に動きがよくなって、さすがだなと思いました。

ーー準レギュラーと言えるみちょぱさんも、いい味を出していますね。ゲームも上手ですし、若い視聴者を置いていかないというか。

岩下:『ストリートファイターV』も本当に上手くて、2日前に始めたのに、オンライン対戦であわや勝利か、というところまでいっていましたからね。それに、キャラクター的に有吉さんにグイグイいけるのも、おもしろいところで。「ヘタクソっすね」って、普通に言えるので(笑)。それに、メンバーが芋煮を投げたりすると、「食べ物!」ってちゃんと突っ込んだり。礼儀もしっかりしているんです。

ーーなるほど。また、回を重ねていくと「家」を提供してくれるタレントさんを探すのもなかなか大変になっていきそうです。

岩下:そうですね。例えば、『ウイニングイレブン2019』の回に登場していただいた川村エミコ(たんぽぽ)さんが引っ越されて、以前の庶民的なお宅から様変わりするということで、またお邪魔することになっています。また、「とにかく暗い」といじられてしまった、とにかく明るい安村さんのお宅もとても面白かったので、もう一度行ってみるのも面白いのではと。そうやって、“おなじみの家”はできていくかもしれないですね。

ーー同じ家に行くとなると、前半のロケパートにも工夫が必要になりそうですね。

岩下:そこも崩していきたいですね。毎回お買い物ではなく、例えば、有吉さんが「あそこのラーメン屋に寄っていきたい」と言うことがあったり、最近ではインド料理屋に入る、みたいなくだりもお決まりになってきているのですが、お店でゲームをするのもいいじゃないかと。

ーーファミリーレストランで通信プレイ、というのもよくあることですしね。今後、番組はどうなっていくでしょうか?

岩下:ロケパートもそうですが、決まった構成を崩していく、というのは今後やってみたいことですね。最初の立ちトークを喫茶店でお茶をしながら撮ってもいいと思いますし。また、実はけっこう遊んでいる部分もあって、例えば、『ストリートファイターV』の回では、田中さんのキャラクター画像にQRコードを入れていて、気づいて読み込んだ人は、ステッカーのプレゼントページに飛ぶ、という仕様になっていたんです。まったく告知せずにそういうこともしていて、これもゲーム的な楽しさかなと。番組でゲーム大会のようなことができたらいいな、とも思いますし、放送の枠にとらわれず、他のゲーム番組へのリスペクトを忘れずに、どんどんはみ出して、新しいことに挑戦していきたいと思います。

(取材・文=橋川良寛/ 画像提供=テレビ東京)

■番組情報
『有吉ぃぃeeeee!そうだ!今からお前んチでゲームしない?』
【放送日時】毎週日曜 夜10:00~10:48
【同時放送】TX・TVO・TVA・TSC・TVh・TVQ
公式ツイッター:https://twitter.com/ariyoshieeeee

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