ZOZO前澤社長の1億円プレゼント企画が“世界記録”達成 キャンペーン第二弾の開催も?

 ZOZOTOWNを運営するZOZOの前澤友作社長が5日、自身のツイッターで「日頃の感謝を込め、僕個人から100名様に100万円【総額1億円のお年玉】を現金でプレゼントします」と宣言した施策について、8日に当選者へDMを送ったことを発表した。

 今回の企画は、ZOZOTOWN新春セールが史上最速で取扱高100億円を突破したことを記念した、前澤氏個人によるもの。前澤氏のツイッターアカウント(@yousuck2020)をフォローした上で、該当ツイートをリツイートすることで応募を受けつけ、最終的には約550万件のRTを記録した。なお、これはTwitterにおけるRT数の世界記録である350万RTを大幅に上回るものとなった。

 前澤氏は募集期間の中盤で「みんなが欲しいのはお金じゃなくて夢なんだなって思う。100万円あったら〇〇に使いたいの〇〇が、友達や家族や社会や動物や、多くの自分以外に向けられていてなんか泣けてくる。日本、まだまだ捨てたもんじゃない」とツイートしていたが、世界記録達成にも感慨深い様子だった。

 今回のキャンペーンを巡っては、前澤氏の偽アカウントが続出したり、DMの内容を公開する当選者や、当選者のふりをするアカウントが現れるなど、大きな反響を呼んでいる。最終的にはDM送付ツイートでZOZOTOWNのキャンペーンを告知し、そのツイートが大拡散されるなど、一企業のプロモーションとしては大きく成功したわけだが、いわゆる“ばら撒き”的な手法については、SNSや各メディアで賛否の声が挙がっている状況だ。

 これらが今後のSNSプロモーションや企業のデジタル広告にどのような影響を与えていくのか、前澤氏が示唆する第二弾キャンペーンの開催とともに、この後も注視していきたいところだ。

(文=向原康太)

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