ポケモンカード、話題の拡張パック「タッグボルト」実況者が語る注目ポイントは?
ポケモンカードの「拡張パック タッグボルト」が、12月7日に発売する。本商品には今年9月に公開されて以来、ずっと話題の中心にいた新カード「TAG TEAM GX」が収録されるため、対戦環境が大きく変わると予想されている。強力だが倒されたときのリスクも大きいこのカードを使いこなすためのポイントを、実況者の解説を踏まえながらまとめていきたい。
新カード「ピカチュウ&ゼクロムGX」
9月に東京ビッグサイトで開催された「チャンピオンズリーズ2019東京」にて、「TAG TEAM GX」より「ピカチュウ&ゼクロム GX」のカードテキストが発表された。たねポケモンでありながらHP240(通常120前後、GXポケモンでも200程度)を持ち、わざもデメリットがない非常に優秀なテキスト。倒された時にサイドを3枚取られるというリスクはあるものの、破格の性能に多くのプレイヤーが驚いた。
11月には2枚目となる「TAG TEAM GX」の「イーブイ&カビゴン」が公開に。ポケモンカードゲーム公式YouTubeチャンネルでは、ポニータ石井によりいち早くこのカードの解説が行われた。HP270の「イーブイ&カビゴンGX」は無色エネルギーのみで始動が可能であるため、どのタイプのデッキにも挿し込まれる可能性のある。併せて公開されたポケモンのどうぐ「ムキムキパッド」をつけることでHPは320にまで跳ね上がる。弱点を突かれない限り、2ターンは確実に動くことのできるたねポケモンだ。
そして発売を1週間後に控えた11月30日に全カードリストが公開となった。先に公開された2枚の「TAG TEAM GX」から予想されていたが『ポケットモンスター Let‘s Go! ピカチュウ・Let’s Go! イーブイ』の発売に合わせ、初代(ヒトカゲ、ゼニガメ、フシギダネ世代)のポケモンが中心となっている他、必須サポートカードであるシロナの再録、新しいレアリティとなる「トレーナーズレア」の登場、TAG TEAM GXのスペシャルアート版など情報量が非常に多い。詳しい情報は、特設サイトがオープンしているので、ぜひ一度覗いて見て欲しい。
実況者が語るタッグボルトの注目ポイント
カードリスト公開に合わせYouTubeでは多くの実況者が解説動画をあげている。ポケモンカード動画の古株であるだんのうらは、現在のレギュレーションであるサン&ムーン環境が一区切りしたと動画内で話している。環境初期ではGXポケモンが、中期からそれに対抗するように強力な非GXポケモンが次々と登場してきた。そして今回の「TAG TEAM GX」でポケモンカードの対戦環境は大きく変動するはずだ。
またゲーム実況者のあゆみんはプロキシを使い、鳳凰院としひこと最新カードでの対戦動画を投稿。ニドクインを使ったあゆみんは特性マザーコール(非GX、EXポケモンを山札から手札に加える)よって格段に向上した展開力を見せたがプテラ(こちらも新カード)の高火力によってあえなく敗北を喫した。両者とも新カードをうまく使いこなし「TAG TEAM GX」以外にも注目すべきカードがあることをしっかりと示した。
実況者の動画からもわかるが、この冬にかけてポケモンカード界全体が非常に盛り上がっている。11月にはニコニコ生放送にて「ポケモンカード実況者 最強リーグ戦大会」が開かれ、あゆみん、サントス、だんのうら、バニラビンズ、もこう、ライバロリ、ランドセル、Refuの8名が出場。ジラーチサンダーデッキを使いライバロリが6勝1敗で優勝を勝ち取った。