有吉弘行らがeスポーツに挑戦『有吉ぃぃeeeee!』の面白さとは 今週放送の『ストリートファイターⅤ』予習も

 10月28日よりテレビ東京系列にて、お笑いタレント・有吉弘行がMCを務める『有吉ぃぃeeeee!』が放送中だ。「そうだ! 今からおまえんチでゲームしない?」を基本コンセプトに掲げている通り、本番組は、有吉が出演者と一緒にアイドルや俳優などの芸能人宅に訪れて一緒にゲームをプレイするバラエティ。単に最新ゲーム作品やレトロゲームに興じるのではなく、昨今のeスポーツ(エレクトロニック・スポーツ)の流行を受けて、競技性の高い作品に挑戦しているのが特徴である。

 放送開始からまだ1ヶ月と経っていないが、既に番組公式Twitterのフォロワー数は18000を超えていることから、話題性の高さと共に視聴者数の増加傾向が伺える。ラジオ番組をはじめ、自ら「ゲーム好き」を公言している有吉だが、実際に腰を据えてゲームで遊ぶ姿は、ファンとっても珍しく映るのではないだろうか。

 そこで本稿では、11月18日放送の最新回を前に、前回(11月11日放送)の内容を元に番組の見どころや魅力、楽しみ方について解説する。既に毎週チェックしている人やこれから見始める人も、番組をもっと楽しむために内容について一度おさらいしておこう。

「街ぶら」「自宅イジり」から始まるロケパート

 『有吉ぃぃeeeee!』は大部分がゲームプレイパートが占めているように見えて、実はロケ番組でよく見られる街歩きや芸能人の自宅イジりも楽しめる番組だ。11月11日放送回は有吉に加え、タカアンドトシの両名、アンガールズから田中卓志、そしてモデルの池田美優がゲスト出演。屋台で熱々のおでんを買いながら夜の街を進んだ後、お笑いコンビ・たんぽぽの川村エミコ宅を訪れ、視界に入った70体のコケシを見て有吉がツッコむ街ぶらロケで見慣れたノリが展開された。

 このように、冒頭から約10分間に渡ってトーク主体によるスタイルで進行し、芸能人の自宅イジりで視聴者の笑いを誘う一行は、eスポーツに取り組むゲーム番組というより、ロケ番組と表現した方が自然かもしれない。つまりeスポーツをテーマに捉えている一方、超本格仕様という訳ではなく、誰かの家で集中してゲームをプレイする様子もあれば、バラエティ特有の出演者イジりも含まれるわけだ。逆に最初から最後までゲームプレイに特化しないからこそ、ゲームであまり遊ばないライトユーザーでも気軽に楽しめるのではないだろうか。

有吉がシリアスな表情で真剣勝負に挑むゲームパート

 さて、一通り芸能人宅でのイジりパートが終了すると、先ほどまでとはうってかわり競技性の高いタイトルで真剣勝負に取り組むゲームパートへ移行する。川村エミコ宅で有吉らが挑戦するのは、国内外の実名選手やプロチームが数多く登場するサッカーゲーム『ウイニングイレブン 2019』。ネットワーク上で見知らぬユーザーと対戦できるオンラインモードで、事前に番組が募集した一般ユーザーに出演者が挑むという企画だ。

 ゲームパートの見所は、何と言っても有吉がガチでゲームに熱中する様子だ。「サッカーゲームをプレイしたことがない」と発言しながらも、緊張感のある表情で相手ゴールにシュートを決めるシーンは、 普段のラジオやテレビではなかなか映ることのない貴重な姿。そして一般ユーザーの腕前に翻弄されながらも、「諦めずに食らいつく姿勢」は、どこかeスポーツの本質的な魅力が感じられた。

 中でも顕著なのは、最大の盛り上がりが訪れた第3試合。有吉と田中のタッグチームが合計8失点の大ピンチに陥るが、相手チームの落としたボールを有吉チームが保持し、そのままフライスルーパスでボールを繋ぎゴールへシュート。サッカーゲーム初心者ながらも、有吉チームが反撃の一手を見せた瞬間である。結果的にこの試合も敗北に終わり、全体で見ると3戦3敗の全敗だが、番組を通して有吉が一つのゲーム作品に親しみ、共演者とのプレイを通してゲームへの造詣を深めていく様子から、「eスポーツは人を成長させる」と改めて認識できた。

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