水溜りボンドが「世にも奇妙な物語」とコラボ! “奇妙なこと”を追い求め続けたこれまでの活動を振り返る
「水溜りボンド」はYouTube上で「世にも奇妙な物語」を実現し続けた
先に記したドッキリ企画にも言えることだが、水溜りボンドはこの日常に潜む「奇妙なこと」をネット上やこの世界から“見つけだす”だけではなく、“自ら創出”してきたYouTuberでもある。その最たる取り組みが「ドラマ制作」だ。
こちらは昨年の秋に突如公開され視聴者を驚かせた4話構成のドラマ。いわゆるフェイクドキュメンタリー(ドキュメンタリー風ドラマ)というスタイルで撮られていて、その内容は、いつものように2人が都市伝説を追っていたらその先に奇妙なある出来事が待ち受けている、というもの。映画やドラマではもはや新鮮味がなくなったPOVやフェイクドキュメンタリーという映像手法も、ひとたびYouTubeドラマとして公開すると、普段動画を見ている感覚(=日常)が捻じ曲げられて非常に緊迫感のあるものになるということを証明してみせた。
そして特筆すべきは今年の夏の出来事。トミーによる大型企画「水溜りボンド 夏休みスペシャル」では、なんと2日間で10本のドラマを公開した。そのどれもが「世にも奇妙な物語」を彷彿とさせるような“どんでん返し”に軸足を置いたホラーサスペンスの様相。また、その本家にも幾度となく出演したことがある草彅剛の出演もあり、本家に負けずとも劣らない作品になったのではないだろうか。
そうして常に「奇妙なこと」を追い求め、創出してきた水溜りボンド。ついに「世にも奇妙な物語」とコラボが実現することになった。コラボサイト「あなたの来世診断」では、「名前」の欄にYouTuberをいれることで起こる仕掛けを用意。噂によると、親交の深いあの6人組YouTuberのそれぞれの名前を入れると“何か”が起こるらしいので、ぜひ試してみてほしい。
そして8日には、11月10日(土)放送の本編にも出演することがアナウンスされた。さらに放送前日の9日にはコラボドラマがYouTube上で公開されることに。
ドタバタと吉報が届き続けたこの1週間。ついに放送される本日の『世にも奇妙な物語’18 秋の特別編』を見て、水溜りボンドが追い求めてきた「奇妙なこと」の大きな一片を確認したい。
■原航平
編集/ライター。1995年生。映画や音楽、 ドラマに演劇、漫画など、あらゆるカルチャーをむさぼる人生を送りたい。Twitter:@shimauma_aoi
■公開チャンネル 水溜りボンドチャンネル URL:https://www.youtube.com/channel/UCpOjLndjOqMoffA-fr8cbKA
配信予定日時:2018年11月9日(金)
制作:水溜りボンド / UUUM
キャスト:カンタ(水溜りボンド) / トミー(水溜りボンド) /
佐野ひなこ / 佐藤玲 / 兒玉宣勝 / 他
脚本/監督:トミー(水溜りボンド)
脚本協力:赤松義正
演出協力:HiROKi
■土曜プレミアム「世にも奇妙な物語’18 秋の特別編
放送局:全国フジテレビ系で放送
放送日時:2018年11月10日(土)21:00〜23:10
キャスト:
「幽霊社員」佐野史郎、勝地 涼
「あしたのあたし」国仲涼子
「クリスマスの怪物」川栄李奈
「脱出不可」坂口健太郎
「マスマティックな夕暮れ」玉城ティナ
原作・脚本:
「幽霊社員」
脚本:赤松 新
「あしたのあたし」
脚本:武井 彩
原案:赤松 新
「クリスマスの怪物」
原作:「薄氷の日」朱川湊人(集英社文庫『水銀虫』収録)
脚本:和田清人
「脱出不可」
脚本:山岡潤平
原案:コヤナギシン
「マスマティックな夕暮れ」
脚本:上田 誠(ヨーロッパ企画)
原作:「マスマティックな夕暮れ」諏訪 雅(ヨーロッパ企画)
演出:
「幽霊社員」星 護
「あしたのあたし」高橋栄樹
「クリスマスの怪物」岩田和行
「脱出不可」都築淳一
「マスマティックな夕暮れ」紙谷 楓
編成企画:渡辺恒也、狩野雄太
プロデュース:植田泰史、中村亮太
制作:フジテレビ
制作著作:共同テレビ