リセール機能で悪質な転売業者封じも 「LINEチケット」使用レポート

 LINE TICKETが運営する100%電子チケットサービス「LINEチケット」が、10月10日にスタートした。これは、コンサートやスポーツ、演劇など、さまざまなエンターテイメントのチケットを、LINEから手軽に検索・購入・発券できる電子チケットサービスだ。購入したチケットはLINEを通じて送られてきて、コンビニエンスストアなどの店舗での手続きは要らず、当日の入場までLINEひとつで完結できるのがポイントだ。

【公式】LINEチケット:LINEが電子チケットに。(full ver.)

 「LINEチケット」には専用のアプリが存在しない。LINEアプリのウォレットにある関連サービスから「LINEチケット」をクリックすれば利用できる。「LINEチケット」のUIはとてもシンプルで、目立つのはオススメのチケット情報を教えてくれる画像付きのスライドショーだ。この記事を書いている時点では「RIRI ワンマンツアー」「茅原実里 SPIRAL LIVEツアー」「立川談春 独演会」「クリトリック・リス 野音ワンマン」「キンキーブーツ」が流れていた。

 検索では、地域・カテゴリー・期間の3種類で目的のチケットを探すことが可能である。例えば、地域を関西、カテゴリーを邦楽、期間を全期間としてしぼってみると、10月21日に梅田バナナホールで行われる神宿のコンサートや、同じく21日の大阪フェスティバルホール、NICO Touches the Wallsのライブなど、最新の情報がヒットするようだ。

 「LINEチケット」にはWeb版もあり、パソコンからの利用も可能である。支払いは、クレジットカード決済、コンビニ決済、LINE Pay決済に対応している。購入したチケットは、「LINE」でトークをするように、手軽に友だちとシェアすることもできる。イベント当日はスマートフォンに送られた電子チケットを受付スタッフに見せるだけで入場が可能だ。

 「LINEチケット」の最も革新的な機能は「公式リセール機能(2次販売)」である。チケットを購入したものの、急用ができたり、体調不良などの理由でライブやイベントに行けなくなった場合、「LINEチケット」上でチケットを販売できる。もちろん、これを利用してチケットを購入することも可能である。

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