YouTuber・カジサックは登録者100万人を達成できるのか? ラファエルらとのコラボからみる“キングコング・梶原”との違い
新しい地図・草なぎ剛、ロバート秋山など、YouTubeで活動する芸能人はここ数年で増え、本田翼のように大きな成功例もある。しかし登録者100万人という壁は非常に高く、投稿頻度はあまり高くないが3年以上前から活動している秋山が40万人、1年間投稿を続けている草なぎでさえ83万人である。日本で活動する100万人を超えるYouTuberは100組以下という狭き門。カジサックの掲げた目標は非常に高いと言える。
「毎週キングコング」やラファエルらの動画では応援メッセージ、これから活動に期待するコメントが多かった。これは芸人とYouTuberのコラボというこれまであまり前例のない挑戦がうまくハマったのだろう。また、お互いの和やかな雰囲気、トークスキルが前面に出る動画だったことも結果に繋がっている。
しかし、YouTuber・カジサックの活動に対しては「流石に無理じゃないか」、「これからの企画次第」という厳しい目を持つ視聴者が多数だった。これまでの動画からは大物YouTuberとのコラボ、テレビ番組の企画などとオリジナリティを出すことができず「二番煎じ感が強い」と否定的なコメントが現状では目立っている。
もちろん「頑張ってください。応援してます!」という肯定的なコメントもある。Yahoo!の街頭インタビューでは「100万人登録はいけそうですか?」という問いに対し、多くの人がいけると回答。実際の期待値は依然として高いのではないだろうか。
登録者という観点からみれば幸先のいいスタートを切ったカジサック。しかしここから先、動画の本数が増えていくほど企画や立ち振る舞いなどより練られたものが必要になってくる。芸人としてのポテンシャルを発揮しながら、この活動によってYouTuberとしてのイロハを学び、是非とも目標を達成してほしいところだ。
(文=馬場翔大)