5GでバーチャルYouTuberは大いに飛躍する? 現在の課題と「MonsterZ MATE」の挑戦から考察
そして5Gの技術をいち早く活動に取り入れたバーチャルYouTuberが二人組のユニット「MonsterZ MATE」である。
8月17日、彼は初ライブで5Gを用いた「リアルタイムARライブ」を行った。このイベントでは前述の「FUTURE-EXPERIMENT.JP」同様、秋葉原のスタジオでパフォーマンスをする二人の姿を渋谷のライブハウスにリアルタイムで転送する、というものだった。筆者もこのイベントを観覧したが、ライブハウスで流れる楽曲に対し、透過ディスプレイに映し出された彼らのパフォーマンスは違和感無く同期されていた。また観客との絡みも完全なリアルタイムであった。
5Gが日本で一般に普及されるのは2020年が目標とされているが、大手バーチャルYouTuberを運営する企業は間違いなくこの技術を早い内から取り入れていくだろう。まるですでに飽和しているかのような扱いをされるほど急速な発展を迎えるバーチャルYouTuberだが、技術の進歩と並行してさらに彼らの活動の選択肢は広がっていく。1年後も2年後も、まだまだ見逃せない「進化」が起きるはずだ。
■じーえふ
1995年生まれ。大学中退フリーター。バーチャルYouTuberに真剣。