首にかけるだけで“高音質”~水に浮くものまで ユニークな最新スピーカー4選
BOSE『SoundWear Companion Speaker』
BOSEの新しいウェアラブルスピーカー『SoundWear Companion Speaker』も、音楽を気軽に外へと持ち出せる頼もしいアイデムだ。
いつでも音楽を聴いていたいけど、ヘッドホンやイヤホンで周りを完全に遮断したくはない。誰かと会話をしたり、デスクワークをしたりしながら音楽に包まれていたい。SoundWear Companion Speakerは、そんな願いを叶えてくれるウェアラブルスピーカー。なんと、首にかけるだけで高音質なサウンドを楽しむことができるのだ。
フィット感も抜群で、装着していることを忘れてしまうくらい軽量。これをつけたままシンクに立って料理をしたり、犬の散歩をしたりしても周囲の音もちゃんと把握しているので安心できる。
シンプルでファッション性の高いデザインも嬉しい。本体の取り付けるカヴァーにもヴァリエーションがあるので、その日の気分で付け替えてみても楽しそう。
Henriksen Amplifiers『The Blu』
最後に紹介するのは、Henriksen Amplifiersのエレアコ〜ジャズギターアンプ『The Blu』。2005年、ジャズプレイヤーのための高品質なポータブルアンプとして、最初の製品 『Jazz Amp』をリリースしたHenriksen Amplifiers。The BluはそのHenriksen Amplifiersが開発したシングルチャンネルアンプだ。
「極上のトーンを奏でながらも、可能な限り重量を軽減したコンパクトサイズアンプ」というコンセプトのもと開発された『The Blu』は、僅か5.4kgという軽量化を達成。持ち運びがとても楽で、様々な演奏環境に対応できるよう5バンドEQ、ツイーターのON/OFFスイッチ、外部スピーカー接続端子、リバーブを備えている。そうした機能を備えた上に120Wの出力を持っているため、いつでもどこでもプラグアンドプレイが可能なギターアンプなのだ。
ちなみにブルーの塗装は、創始者であるBud Henriksenが作成した、オリジナルアンプの青い塗装のバッフルからインスピレーションを得たものだという。シンプルかつポップなデザイン&カラーリングは、きっとギタープレイのモチベーションも上げてくれるだろう。
以上、今回はユニークなスピーカー〜アンプを4種類紹介した。「音の出口」は、リスニングや楽器演奏によって非常に重要な要素。音質はもちろん、デザインの楽しさもきっとあなたの「音楽ライフ」を向上させてくれるはずだ。
■黒田隆憲
ライター、カメラマン、DJ。90年代後半にロックバンドCOKEBERRYでメジャー・デビュー。山下達郎の『サンデー・ソングブック』で紹介され話題に。ライターとしては、スタジオワークの経験を活かし、楽器や機材に精通した文章に定評がある。2013年には、世界で唯一の「マイ・ブラッディ・ヴァレンタイン公認カメラマン」として世界各地で撮影をおこなった。主な共著に『シューゲイザー・ディスクガイド』『ビートルズの遺伝子ディスクガイド』、著著に『プライベート・スタジオ作曲術』『マイ・ブラッディ・ヴァレンタインこそはすべて』『メロディがひらめくとき』など。