シリーズ30周年を飾る『イドラ ファンタシースターサーガ』 スマホで進化も「原点回帰」がテーマ?

 セガゲームスは7月24日、公式カウントダウンサイトにて『イドラ ファンタシースターサーガ』の事前登録開始を発表した。本作は『ファンタシースター』シリーズ30周年を記念するスマートフォン向けアプリ。対応OSはiOSとAndoroidで、これまで同シリーズがコンセプトに掲げていたSFテイストは継承しつつ、ストーリーやゲームシステムに独自要素が組み込まるようだ。

『イドラ ファンタシースターサーガ』ティザームービー

 『ファンタシースター』は1987年にセガ・マークⅢ用ソフトで発売。誕生から30年に渡り続編が作られてきた歴史あるシリーズだ。作品全体を通してゲームジャンルはRPGとなっており、SFを基調としたファンタジーストーリーが展開される。

 シリーズ初期はオーソドックスなコマンドバトル方式を採用し、2000年に発売された『ファンタシースターオンライン』(PSO)からは、アクション性に特化した作品も登場した。また90年代後期から2000年代初期においては、PSOによりネットワークを介したオンラインプレイ文化の形成に貢献した一面も持つ。そして2012年には、オンライン機能や操作性、キャラクターメイキング機能などを強化した『ファンタシースターオンライン2』(PSO2)がリリースされ、6周年を迎える2018年現在もサービスは継続中だ。

原点回帰を目指す『ファンタシースター』シリーズ最新作

 今回発表された『イドラ ファンタシースターサーガ』の公式サイトや1分30秒のティザートレーラーから情報をまとめると、本作は「原点回帰を目指した『ファンタシースター』」であると筆者は考える。特に戦闘システムは、PSOシリーズ特有のアクション性の高いものではなく、シリーズ初期作品にも見られたシンプルなコマンドバトル方式を採用したことが伺える。

 続いて物語や舞台設定についてだが、こちらはSFテイストとファンタジーを折衷したスケールの大きい作風になるかもしれない。具体的には、「イドラ」と呼ばれる危険な怪物と戦う日々が根底にあり、災いをもたらす「ダークファルス」の復活が危惧している世界が描かれている。スマートフォン向けアプリということもあり、ストーリーは定期的なアップデートで更新されると考えて良いだろう。

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