『半分、青い。』律たちに希望与えた“ロボヨ”の功績 ロボコン委員・深谷直樹氏に聞く
「当時、WABOT-2を開発されていた方からも『懐かしかった』とメッセージをいただいたり、Twitterではつくば万博でコンパニオンをされていた方が、『コンパニオン仲間が当時を思い出して泣いている』とシェアしていると教えてくださったりしていました。ドラマの収録を手伝ってくれた私のゼミの学生は、ロボットがピアノを弾くということの楽しさに目覚めて、今もピアノ演奏ロボットハンドの開発を続けてくれています。
律くんは神童と呼ばれるほど頭が良いけど夢には迷っている男の子で、ロボヨとの出会いはそんな彼が心を動かされる大事なシーンでした。あのシーンのために、スタッフの皆さんは早稲田の高西先生と共に数ヶ月以上前から懸命に準備をしていたので、スタッフのみなさんの期待には応えられたのならよかったです。改めて、音楽を奏でることの楽しさとパワー、そしてロボットが律君のような多くの若者に刺激をあたえる存在であることを強く感じています」
律がロボット工学の道に進むきっかけとなったロボヨは、『半分、青い。』視聴者にも多くの夢を芽生えさせていたようだ。
(文=渡辺彰浩)
■放送情報
NHK連続テレビ小説『半分、青い。』
平成30年4月2日(月)~9月29日(土)<全156回(予定)>
作:北川悦吏子
出演:永野芽郁、松雪泰子、滝藤賢一/佐藤健、原田知世、谷原章介/余貴美子、風吹ジュン、中村雅俊/豊川悦司、井川遥、清野菜名、志尊淳、古畑星夏
制作統括:勝田夏子
プロデューサー:松園武大
演出:田中健二、土井祥平、橋爪紳一朗ほか
写真提供=NHK
公式サイト:https://www.nhk.or.jp/hanbunaoi/