人気FPS『オーバーウォッチ』が2周年! その魅力と記念イベントの見どころを解説
独自の世界観で根強いファンを獲得している、アメリカのゲーム会社「ブリザード・エンターテイメント」。同社が手掛けるゲームの中でも、世界中でムーブメントを起こしているタイトルが『オーバーウォッチ』だ。そんなオーバーウォッチが発売から2年を迎えるにあたり、アニバーサリーイベントを企画している。今回は同作の魅力とともに、イベントの見どころも紹介していこう。
ヒーローを操り戦う「オーバーウォッチ」
PS4やPCでプレイできる本作は、未来の地球を舞台に、かつて戦争を終わらせた各国を代表するヒーローたちで構成された組織「オーバーウォッチ」の面々や、その他の特殊なスキルを持つヒーローを操って戦うFPSゲーム。個性的な能力が光るキャラクターたちが活躍するこのゲームだが、特に重要となってくるのは「チームワーク」だ。
「ロール」と呼ばれるヒーローごとの役割をうまく理解することが勝負を有利に運ぶポイント。ロールには最前線で敵を引きつけ前線を押し上げる「タンク」や、敵を倒すことに特化した「オフェンス」、拠点防衛のためのアビリティに優れた「ディフェンス」、さらに自動回復が用意されてない本タイトルにおいて、回復の要となる「サポート」の4種類あり、チームに貢献するため、ロールを把握した戦術が重要となってくる。
ゲーム性だけじゃない、世界観を読み解いていく「楽しみ」
ブリザード・エンターテイメントが手掛けるゲームには、遊び心に富んだタイトルが非常に多い。同社からローンチされているカードゲーム『ハースストーン』しかり、ユーザーを世界観に引き込みファンにする仕掛けや設定が豊富に用意されているのでそれらを読み解いていくだけでも面白い。
また、ゲーム内で多くを語られることのないバックグラウンドは、アニメやデジタルコミックといったメディアにて展開されているのも特徴。それぞれのヒーローのオリジン(ヒーローとなった経緯を語る物語)などもそれらのメディアでより深く理解できるので、ゲームと合わせて2度、3度と楽しめるのが魅力的だ。
ブリザード・エンターテイメントにはすでに「ディアブロ」「スタークラフト」「ウォークラフト」といった3つのユニバース(ゲーム上に存在する架空の世界観)が存在するが、オーバーウォッチのために新たに作られた「オーバーウォッチユニバース」の形成にまつわる経緯も開発者たちの視点で語られており、ストーリー、キャラクター、ゲームシステム、そして世界観の構築についてまでワクワクできるのが作品になっている。
オーバーウォッチアニバーサリー 2018
昨年の1周年記念イベントに引き続き、今回も2周年を迎えるにあたり「オーバーウォッチアニバーサリー 2018」が開催される。プレイヤーには嬉しいこのイベントについて、オーバーウォッチのディレクターを務めるジェフ・カプラン氏は「プレイヤーへのお礼」であると語っており、その内容にもかなり期待ができそうだ。
今回のイベントではスキンやエモートをはじめとする50種類以上のアイテムの追加が決定。2周年を迎えてもまだまだ、各ヒーローをカスタマイズしてさらにオーバーウォッチの世界を楽しむことができそうだ。
また、新デスマッチマップ「ペトラ」も公開。ペトラは名前からもわかる通り、厳かな遺跡が舞台。ヒーローたちは新たに、考古学者たちが調査・保護を進めているエリアを舞台にデスマッチを繰り広げることになる。このマップでは一部床が崩れ落ちるエリアがあり、ギミックを有効に生かしながら戦うのが肝になりそうだ。高低差もあり、視界も開けているので長距離ヒーローにも戦いやすく、また、遺跡内では近距離ヒーローにも分があるバランスのとれたエリアであることが伺える。
さらに新マップに加え、過去のイベントで配布された限定アイテムなどの復活も予告されているので、取り逃がしていたプレイヤーは忘れずに入手しておきたいところ。また、過去の限定イベントが「アーケード」に日替わりで出現するのでチェックしよう。