日本のブランドにも考えてほしい、Instagramとファッションビジネスの親和性

 Instagramとファッションの強い結びつきに応えるように、2017年には米国でInstagram公式の機能としてポストの中に商品情報やリンクをタグ付けできるようになり、この機能は2018年、ヨーロッパやオーストラリア計8カ国に向けて拡大された。Instagramを眺めながら気に入ったものをシームレスにショッピング、という行動パターンが着実に広がっているのだ。

 日本ではユーザー側のLINEの利用率が圧倒的に高く、Instagramまで手が回らない企業も少なくないと思われる。だがInstagramはLINEと違ってコンテンツが蓄積され、ブランドの世界観を表現できるメリットがあるとともに、世界に向けた広がりがある。日本のファッションビジネスでも、もっと力を入れてみてもよいのではないだろうか。

■福田ミホ
ライター、翻訳者。アパレル企業、IT企業を経て、フリーランスに。現在、ニューヨーク郊外在住。

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