『デジモン』人気作が特別価格で登場! 遊び続けられる、深いゲーム性を解説
PS4用ソフト『デジモンワールド-next order-INTERNATIONAL』が4月19日より、「Welcome Price!!」として特別価格(3800円+税)で登場する。
本作は、2016年3月17日に発売されたPS VITA用ソフト『デジモンワールド-next order-』のPS4移植に際し、育成可能な新規デジモンや30種類に及ぶイベントシーンといった追加要素を収録したヒットタイトルだ。加えてデジモンの収集や戦闘を含めたゲーム全般の難易度をブラッシュアップ。ストーリーやゲーム体験の魅力はそのままに、一筋縄ではいかないゲームバランスに生まれ変わった。2017年2月の発売から既に1年の時を経たが、特別価格版のリリースに合わせて、「デジモンワールド」の魅力を再確認しておきたい。
約20年の時を超え生まれ変わった「デジモンワールド」の世界
『デジタルモンスター』は、株式会社バンダイから1997年に発売されたデバイス型育成ゲームである。当時ブームの真っ只中にあった『たまごっち』の育成要素を強化し、デジモン同士を戦わせる対戦要素を付加。1999年放映のアニメ『デジモンアドベンチャー』をはじめ、2018年4月現在までにビデオゲームやトレーディングカードダスなどメディアミックス展開が多様に行われている。1999年のPS版から続く『デジモンワールド』シリーズも、そのゲーム作品の一種にあたるわけだ。
『デジモンワールド-next order-INTERNATIONAL EDITION』では、主人公(プレイヤー)がデジタルワールドに召喚され、無軌道に暴れまわる「ムゲンドラモン」の謎を解く形でストーリーが進行する。世界各地に散らばるデジモンたちとコミュニケーションを取ったり、食材を確保するために採集や釣りをしてみたりと、単にデジモンバトルを繰り広げるだけではないゲーム性の奥深さが魅力だ。
フィールドはデジタル世界ながらも時間と共に環境が変化し、出現するデジモンが変わるという細かい要素も。また冒頭で述べた難易度調整のおかげで、序盤からザコ敵相手でも手に汗握るバトルが楽しめる。RPG初心者やノーマルが難しくて詰まったプレイヤーは、新たに用意されたイージー難易度から始めても問題ない。逆にノーマル難易度で物足りない場合は、ゲームクリア後のハード難易度を選んで強力かつ凶悪なデジモンたちに挑むのも一興だろう。
奥深いデジモン育成システム
そしてゲームのストーリーと同様に欠かせない育成システムは、本作を語る上で最も重要なポイントと言えるだろう。デジモンは同じような育成ルーティーン(対象の収集・育成・戦闘)をとる『ポケットモンスター』と比較されがちだが、現実世界の動物に似たリアリティのある育成方法で大きく異なる。
デジモンはトレーニングによって各種ステータスが強化されるのだが、これだけで優秀な個体に育て上げるのは不可能。お腹が減ったら食事を与え、疲労がたまれば休養させるのはもちろん、トイレの世話も必要となる。時には悪さをしたデジモンに対して厳しく接するといった“しつけ”も欠かせない。