星野源が語る、任天堂ゲームへの愛ーーいまハマっているのは『マリオ』の異色作?
星野はこれまでも、初のMV集『Music Video Tour 2010-2017』のコメンタリーで『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』(2017)について熱弁をふるい、音楽バラエティー番組では時代を先取りした3Dゲーム機「バーチャルボーイ」(1995)への愛を語るなど、任天堂作品について度々言及してきた。『オールナイトニッポン』では、ニンテンドースイッチで配信予定のインディーRPG『Undertale』(2015)について、「(クリアした後も)いろいろ考えてしまって、ずっとサントラを聴いている」と話し、任天堂の名作RPG『MOTHER』との類似性について深く考察していたのも、記憶に新しい。
任天堂のゲームに並々ならぬ思い入れを持つように見える星野だが、老若男女問わず多くのファンを笑わせ、感動させ、王道を行きながら、お茶目に横道にもそれるーーという佇まいが、どことなく任天堂作品のイメージと重なるのは筆者だけだろうか。次に語られるゲームがどんな作品か、楽しみに待ちたい。
(文=橋川良寛)