各グループの魅力爆発!? 「ジャニーズJr.チャンネル」オープン初日分から今後の展開を読む
優等生ぶりがにじみ出る東京B少年
6人全員が2000年代生まれというフレッシュな東京B少年。このチャンネルにおいては最年少ユニットだが、1人ひとりが企画案を紙に記入して持参するなど、真面目に取り組む優等生な姿が印象的だ。
先陣を切ってアイデアを発表したのは、慶応ボーイのリーダー那須悠登。東京B少年が持つオリジナル楽曲「Cosmic Melody」のPV撮影をしたいと意気込む。さらに、リハーサル風景から発信し、質問コーナーにも答えて……と、まるでプロデューサーのようにファン心理を掴んだ全体視点で提案。その企画案を聞いたメンバーも「ファンの人が喜ぶ!」と、こちらも100点の反応。他にも「企業訪問をしたい」「実験をしたい」「絵を描きたい」といった現役学生ならではのものから、「音フェチ」「声フェチ」動画、「6人でゲーム実況」「ドッキリ」など、ネット動画でおなじみのコンテンツまで幅広い企画が次々と飛び出す。話し合いの中でも「料理に挑戦したい」という金指一世に、「食べたい」と無邪気に反応する佐藤龍我、お化け屋敷やホラーが苦手で「ひとりで寝られない」と話す浮所飛貴など、アイドルらしいやりとりにもほっこりさせられる。正統派ジャニーズの成長を見守っていく、そんな王道の応援が楽しめるチャンネルになるのではないだろうか。
生え抜きならではのアイデアが炸裂HiHi Jets
橋本涼、井上瑞稀を中心に、小学校低学年からジャニーズの舞台に立ち続けてきたメンバーが中心となって構成されたHiHi Jets。16~19歳の5人組ユニットだが、企画会議の動画ではカメラを確認して「左利きだからこっち」と自主的に座り位置を決めていくなど、“わかっている”安定感がすごい。真剣な話し合いが続けば、井上と作間龍斗がカメラに飽きちゃったアピールをしてメリハリをつけるなど、エンターテイナーとしての意識が染みついているのが伝わってくる。
先輩アイドルのPVカバーをしたり、光GENJI、KisMyFt2など先輩から受け継いだ「ローラースケートをさらに広めたい」など、ジャニーズ愛に溢れたアイデアの数々は、まさにジャニーズJr.だからこそできること。彼らのファンはもちろんのこと、先輩グループのファンも喜ばせていこうという姿勢が伺える。猪狩蒼弥が動画内でコメント欄について「今まで自分のことを好きな人からファンレターっていう形でしか意見が届かなかった。批判とかもどんどん言ってほしい」と語る姿も頼もしく感じた。
これから月・火曜はグループの垣根を超えた動画を、そして水曜…Snow Man、木曜…Travis Japan、金曜…SixTONES、土曜…東京B少年、日曜…HiHi Jetsと各曜日に動画がアップされていくという。これまで以上に多くの人がジャニーズを知るきっかけとなるこのチャンネル。多くの人がジャニーズJr.の持つポテンシャルに驚くことになるだろう。YouTubeで国民的アイドルが育っていく、そんな新たな試みを見守っていきたい。
(文=佐藤結衣)