『救命病棟24時』13年ぶり復活に歓喜の声 松嶋菜々子の演技は『GTO』ファンも必見

『救命病棟24時』の楓は、シリーズを重ねるごとにその立場を大きく変えてきた。第1シリーズでは研修医だったが、第3、第4シリーズでは救命医として経験を積み、第5シリーズでは救命救急センターの医局長に。かつて進藤の背中を追っていた若手医師が、いつしか自ら現場を率いる存在になっていた。そうした楓の変化を、松嶋が長年にわたって演じ続けてきたことも、この役の大きな魅力になっている。
松嶋といえば、『やまとなでしこ』の神野桜子や『家政婦のミタ』(日本テレビ系)の三田灯など、印象深いキャラクターも多い。桜子の華やかさと愛らしさ、三田の感情をほとんど表に出さない不気味さ。同じ俳優なのにまったく別人に見えるのだからすごい。一方で、小島楓にはそうした派手さとはまた違う魅力がある。患者を前にした時の緊張感や、何かを決断するまでのわずかな表情の変化。救命医という役柄だからこそ、松嶋の落ち着いた佇まいが強く生きている。
そして今回、興味深いのは、かつて進藤から多くのことを教わった楓が、次の世代と向き合う立場になることだ。最新作では、医師の働き方や世代間の価値観の違いなど、現在の救命医療をめぐる問題も描かれるという。27年前なら間違いなく“若い側”だった楓が、今度は若手の考え方に戸惑いながら、自分自身の価値観も見つめ直していくことになる。
俳優には、ひとつの役を演じ切って終わる作品もあれば、何十年もの付き合いになる作品もある。松嶋にとって『GTO』の冬月がそうであるように、『救命病棟24時』の楓もまた、俳優人生の節目ごとに現在地を見せてくれる存在なのだろう。
研修医だった楓を演じていた松嶋菜々子が、27年後、ベテラン救命医となった楓として戻ってくる。『GTO』とともに長く愛されてきた代表作で、今の松嶋がどんな楓を見せるのか。久しぶりに救命の現場へ戻ってくる彼女の姿が楽しみだ。
■放送情報
『救命病棟24時』
フジテレビ系にて、10月12日(月・祝)スタート 毎週月曜21:00〜21:54放送
(※初回15分拡大)
出演:江口洋介、松嶋菜々子ほか
脚本:田辺満、市東さやか、三浦駿斗、ひかわかよ
演出:柳沢凌介、水田成英(FCC)、星野和成、日髙貴士
音楽:得田真裕
撮影監督:佐光朗
照明:加瀬弘行
プロデュース:足立遼太朗
プロデューサー:鹿内植、大瀬花恵(FCC)
制作協力:FCC
制作著作:フジテレビジョン
©︎フジテレビ
公式サイト:https://www.fujitv.co.jp/kyumei24_6th/
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