『オデュッセイア』ワールドプレミアにキャスト集結 US版最終予告&IMAX同時上映も決定

9月11日に公開されるクリストファー・ノーラン監督最新作『オデュッセイア』のワールドプレミアが、現地時間7月6日にイギリス・ロンドンのオデオン・ラックス・レスタースクエアで開催された。あわせてUS版最終予告が公開され、日本でのIMAX同時上映も決定した。
本作は、古代ギリシャの詩人ホメロスによる英雄叙事詩『オデュッセイア』を『オッペンハイマー』のノーランが脚本・監督を務め映画化したアクション大作。20年越しの念願の映像化についてノーラン監督は、「この物語は3000年もの間、世代を超えて人々を魅了してきた。これは単なる“ひとつの物語”ではない。“物語そのもの”なんだ」と語っている。製作は、エマ・トーマスとノーラン監督の制作会社シンコピーが手がけた。
映画史上初めて全編でIMAXカメラを使用した撮影は、モロッコ、ギリシャ、イタリア、アイスランド、スコットランドなど世界各地で行われ、本作のために特別に開発された新技術も用いられている。
イタケーの王であるオデュッセウス役を『オデッセイ』のマット・デイモンが演じるほか、トム・ホランド、アン・ハサウェイ、ロバート・パティンソン、ルピタ・ニョンゴ、ゼンデイヤ、シャーリーズ・セロンらがキャストに名を連ねている。
ワールドプレミアの会場には、劇中に登場する巨大な「トロイの木馬」のモチーフや、荒れ狂う海や砂浜をイメージしたカーペットや壁面セットが設置された。デイモンはライトグレーの3ピーススーツ、ホランドは黒のダブルブレストスーツ、ハサウェイはロイヤルブルーのシフォンドレス、ゼンデイヤは白いコルセット風のトップスに煌びやかなロングスカートを合わせた前衛的なルックで登場した。
カーペット上でのインタビューに応じたデイモンは、「この役を演じられたことは非常に幸運で、現場にいることに毎日喜びを感じていました。全編IMAX撮影は決して簡単ではありませんでしたが、カメラチームはF1のピットクルーのように素早く機材を入れ替え、俳優同士で技術的な課題を乗り越え、チーム一丸となって限界に挑んだ経験は素晴らしいものでした。これほど誇りに思えるチームの一員になれたことはありません」と感慨深げにコメントした。
オデュッセウスの息子テレマコス役のホランドは、「ノーラン監督のファンとしても歴史的な瞬間の一部になれたことに興奮しています。撮影現場では、監督が作り出す家族のような連帯感と、全スタッフが卓越したものを目指して懸命に働く姿に驚かされました。今回が青年を演じられる最後のチャンスでしょうし、青年から大人へと成長する旅路を演じられたこと、そしてマット・デイモンの背中を追うことができたことを誇りに思っています」と敬意をにじませた。
オデュッセウスの妻ペネロペを演じたハサウェイは「ノーラン監督の現場なら、壺の役でも喜んで受けるというほど熱望していました。私が演じたペネロペというキャラクターは、非常に複雑で多面的な女性として描かれており感銘を受けました。主演のマット・デイモンは私たちのヒーローであり、彼の身体的な献身とリーダーシップから多くを学びました」と、ノーラン監督とデイモンへの絶大な信頼を明かす。
アンティノオス役のパティンソンは、「ノーラン監督は、野心に溢れ、俳優に寄り添い、演技を引き出すことに長けてる最高の監督です。再び組めたことを光栄に感じています。本作の撮影の規模は、(私が出演した)前作『TENET テネット』の5倍ほどに感じました。今回演じたアンティノオスは、自分の望みに忠実でペネロペを深く愛する“現実主義者”。悪役ではあるけど悪人ではないキャラクターです」と、規格外の現場と自身の役どころの深みを語った。
また、ヘレネとクリュタイムネストラという一人二役を演じたニョンゴは「特にヘレネについては、美しさという象徴の裏側にある“一人の女性としての苦悩や重荷”を探求しました。また、IMAXカメラの大きな作動音対策や、相手役と目を合わせるためのミラーシステムなど、特殊な撮影環境がむしろ演技への深い没入感をもたらしてくれました」と、謎に包まれたキャラクターの背景と、全編IMAX撮影の驚くべき舞台裏を明かした。
女神アテナ役のゼンデイヤは、「長年のノーラン監督ファンとして、革新的というだけでなく、映画製作や劇場に行くべき理由の核心を大切にするチームの一員になれたことに感謝しています」と熱い想いを語った。
女神カリュプソ役のセロンは、「ノーラン監督との仕事は夢が叶った思いです。カリュプソを演じる上では、単なる悪役や悲劇的な人物といった二元的な存在ではなく、多面的で、感情的に美しく生々しいキャラクターとして表現することに注力しました。ノーラン監督の演出は非常にニュアンスに富み、明確で、俳優を安心させてくれる素晴らしいものでした」と、役への強い思いと監督の卓越した演出手腕を称えた。
そして監督を務めたノーランは、「ホメロスの原案を現代に翻案するにあたり、ペネロペやカリュプソといった女性キャラクターの内面やリアリティを深く追求することを重視しました。アン・ハサウェイやシャーリーズ・セロンといった知的な俳優たちとの共同作業が、キャラクターに命を吹き込むインスピレーションになりました」と手ごたえを明かす。そして「本作は、史上最高の冒険物語の一つです。ぜひ大きなスクリーンで、大勢の観客のみなさんと一緒に、この壮大な世界に没入して楽しんでほしいです」と、劇場での鑑賞を強く呼びかけた。
あわせて公開されたUS版最終予告は、難破の末に海辺に打ち上げられたオデュッセウスが目を覚ますシーンから始まる。女神アテナから「覚えてないの?」と雷、炎、死の記憶を突きつけられたオデュッセウスは、「覚えているのは妻と、息子、故郷だ」と家族の元へ生きて還る意志を語る。故郷のイタケ王国では、王妃ペネロペに迫る求婚者アンティノオスが、父親を想う息子テレマコスを「腰抜け」と罵る。これに対しテレマコスは「私が王位に就く」と立ち向かい、ペネロペも「王は帰還します」と言い放つ。
映像には、兵士を引き連れて荒波を突き進むオデュッセウスの姿や、すべてを呑み込む巨大な渦潮、迫り来る巨人兵たちの姿が描かれ、「ならば私は神に抗う」というオデュッセウスの咆哮が響き渡る。
また、日本でのIMAX上映も決定。さらに、7月10日から7月16日の1週間限定で、グランドシネマサンシャイン池袋と109シネマズ大阪エキスポシティにて、ノーラン監督作品『インターステラー』と『TENET テネット』のIMAX特別上映も実施される。
■公開情報
『オデュッセイア』
9月11日(金)公開
出演:マット・デイモン、トム・ホランド、アン・ハサウェイ、ロバート・パティンソン、ルピタ・ニョンゴ、ゼンデイヤ、シャーリーズ・セロン
監督・脚本:クリストファー・ノーラン
製作:エマ・トーマス、クリストファー・ノーラン
配給:ビターズ・エンド、ユニバーサル映画
photo by Melinda Sue Gordon © Universal Studios. All Rights Reserved.
公式サイト:https://odyssey-film.jp
公式X(旧Twitter):https://x.com/odysseyfilmjp






























