藤原季節は『風、薫る』で最も目が離せない男? “直美”上坂樹里と築く“特別な絆”

藤原季節は『風、薫る』で最も魅力的?

 NHK連続テレビ小説『風、薫る』は、日本初のトレインドナース(訓練された看護婦)になった2人の女性をモデルとした物語。主に描かれているのは、一ノ瀬りん(見上愛)と大家直美(上坂樹里)の看護婦としての歩みや葛藤だが、魅力的な男性との恋愛模様(?)も気になるところだ。

 今のところ、りんにはシマケンこと島田健次郎(佐野晶哉)が心を寄せているように見えるし、幼なじみの竹内虎太郎(小林虎之介)も再登場して火花を散らしそうな予感がする。一方、直美はシビアな生い立ちもあって、あまり情緒的な恋愛モードにはなれないようだが、そんな中でも、寛太(藤原季節)とは縁がある様子だ。

 寛太が最初に登場するのは、直美が大山捨松(多部未華子)に目をかけられ、鹿鳴館で働くようになったころだ。直美は孤児として育っているが、良家のお嬢さんであるように振る舞う。そこに、いかにも誠実そうな海軍中尉として登場したのが寛太だ。好青年を絵で描いたような寛太に誘われると、直美はデートを重ね、結婚して人生逆転したいと思うようになる。

 ところが、寛太は偽物の軍人で、その正体は鹿鳴館に集まるお金持ちを狙った詐欺師だった。直美は、女遊びの帰りらしい寛太を目撃する。お堅い軍服を着ていた寛太が、着流しで髪を下ろし、メガネを鼻に乗せた姿で現れ、一瞬同一人物とわからない程の変貌ぶりだった。寛太は直美に見つかっても動揺もせず、ニヤリと笑う。その不埒な男の色気に、SNSでは「詐欺師、寛太のほうがいい!」といった声も上がっていた。

 当然、直美は結婚したいという女心(野心?)を踏みにじられて憤るが、直美もお嬢様を演じていたという後ろめたさがあり、そこはお互い様でもあった。2人は素の自分に戻って団子屋で会う。そこでは、2人とも仮面を脱ぐことができてほっとしているようにも見えた。寛太もまた孤児で、自分の身は自分で立てなければならない身の上だった。不遇な境遇を共有した2人は共鳴し、同志のような間柄になっていく。

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