性暴力サバイバーたちの姿を追った5年にわたる記録 『声をあげるということ』8月1日公開へ

ドキュメンタリー映画『声をあげるということ-性犯罪 刑法改正の記録-』が、8月1日より新宿 K’s cinema ほかにて全国順次公開されることが決定。あわせてポスタービジュアルと場面写真が公開された。
本作は、勇気をもって自らの声をあげた性暴力サバイバーたちの姿を5年にわたって追い、記録したドキュメンタリー映画。2019年、日本各地で性犯罪の無罪判決が相次いだ。女性が抵抗できない状況にあったと認めながらも男性が「同意したと勘違いしていた」、「女性による明確な抵抗がなかった」、「抵抗できたはずなのにしなかった」などとする無罪判決ーー。なぜ、加害者に有利な判決が繰り返されるのか。性暴力の被害者は、なぜこれほどないがしろにされ続けているのか。こうした状況に、「これ以上見過ごすことはできない」と人々が立ち上がり、自らの悲しみ、怒りや苦しみを自分自身の声で語り始めた。その声を受け、「決してなかったことにしてはいけない」との強い思いで撮影を続けたのは、数多くのTVドキュメンタリーを手がけてきた濱地咲季。濱地監督は2019年から、性犯罪に関する刑法改正に取り組む人々を取材してきた。ドキュメンタリー番組の放送を経て、その闘いの記録を長編映画として残すことを決意、さらに取材を重ねて完成させたのが本作である。
「同意のない性交というだけでは罪に問うことができない」という現実に対し、一人ひとりの声は全国へと広がっていく。実父からの性加害によるトラウマやPTSDに苦しむ女性たち。職場での度重なるセクハラに抗うことができなかったシングルマザー。制度の想定からこぼれ落ちてきた性的マイノリティの人々の被害。男性の被害者もまた、その経験を語りはじめた。言葉にされることのなかった現実が少しずつ共有され、性暴力の根絶を目指す「フラワーデモ」や「#MeToo」、被害者との連帯を示す「#WithYou」など、全国へ拡大していく。そしてついに2023年7月の刑法改正へと社会を動かし、「同意のない性交は犯罪である」と明確化された。今なお、性暴力は根絶してはいないが、5年にわたる撮影は、勇気をもって声をあげた一人ひとりの声の連鎖が社会に刻んだ、大きな一歩を記録している。
公開されたポスタービジュアルと場面写真では、裁判所の前で「勝訴」と書かれた紙を掲げる女性陣や、集会の様子が捉えられている。
■公開情報
『声をあげるということ-性犯罪 刑法改正の記録-』
8月1日(土)より新宿 K’s cinemaにてほか全国順次公開
監督:濱地咲季
出演:山本潤、北原みのり、田嶋みづき、石田郁子、睡蓮みどり
製作:東京ビデオセンター
2026年/日本/カラー/80分
©2026 Tokyo Video Center
公式サイト:www.voicesmakechange.com
公式X(旧Twitter):@ourvoices_docs

































