『ミニオンズ フィーバー』今夜地上波放送 映画『マリオ』と違ったドタバタ劇のワクワク感

『ミニオンズ』シリーズが愛されつづける理由

 実は当初、ミニオンは今のような姿ではなかった。ベン・クロールが書いた『ミニオンたちの世界 エリック・ギロンによるイルミネーションアニメのキャラクター創作の秘密』(ディスクユニオン)によると、エリック・ギロンによる当初のデザインはオーバーオールを着て大きな鼻を持った作業員風の小男だった。それが、ロボットになりエイリアンのような姿になり、両方を合わせたような円筒形の黄色い生き物へと変化していった。

 結果は大成功。今やミニオンズは世界から愛されるキャラクターになっている。個々のミニオンにもファンがいて、ボブとスチュアートが人気を競い合っている。『マリオ』のキノピオとは違って、ミニオンが少しずつ違ったデザインになっているのは、見分けやすいようにというデザイナーの配慮からだったそうで、それが群体の中に個性を見出すきっかけを作り、より深い愛着を抱くような状況を作った。キャラクターデザインの妙がその後の大成功へとつながった一例だ。

 人気を受けてイルミネーションも続々と作品を送り出してきた。『怪盗グルー』シリーズは2024年に『怪盗グルーのミニオン超変身』が公開。グルーが因縁のライバルのマキシム・ル・マルと激突するストーリーが描かれ、ミニオンたちも盛大に暴れ回った。そして2026年、スピンオフの『ミニオンズ』シリーズ最新作となる『ミニオンズ&モンスターズ』が登場。日本では8月7日に公開を控えている。

 モンスター映画を撮ることになったミニオンたちが、撮影に必要なモンスターを求めて各地を飛び回るというストーリーで、クトゥルーの邪神めいたものやミイラなど、さまざまなモンスターが登場して、ミニオンたちと絡んで楽しませてくれそう。まずは『ミニオンズ フィーバー』を観て、機会があれば『ミニオンズ』にも遡った上で新作の登場を待ち望みたい。

■放送情報
『ミニオンズ フィーバー』
日本テレビ系にて、5月22日(金)21:00~22:54放送
※本編ノーカット
出演:スティーヴ・カレル(笑福亭鶴瓶)、 ピエール・コフィン、アラン・アーキン(市村正親)、タラジ・P・ヘンソン(尾野真千子)、ミシェル・ヨー(渡辺直美)、ルーシー・ローレス(田中真弓)、ドルフ・ラングレン(速水奨)、ジャン=クロード・ヴァン・ダム(大塚明夫)、ダニー・トレホ(立木文彦)、RZA(宮野真守)、ジミー・O・ヤン、ケビン・マイケル・リチャードソン、ジョン・ディマジオ(鈴木拡樹/3役)、LiSA
監督:カイル・バルダ
脚本・原案:マシュー・フォーゲル
原案:ブライアン・リンチ
製作:クリス・メレダンドリ、ジャネット・ヒーリー、クリス・ルノー
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