『風、薫る』“一期生”生田絵梨花や菊池亜希子が役作りを明かす 「覚悟が芽生えました」

現在放送中のNHK連続テレビ小説『風、薫る』に出演している生田絵梨花、菊池亜希子、中井友望、木越明、原嶋凛のオフィシャルコメントが公開された。
朝ドラ第114作目となる本作は、明治時代の医療看護の世界を舞台に、トレインドナースを目指す一ノ瀬りん(見上愛)と大家直美(上坂樹里)の成長を描く物語。
今回コメントが到着したのは、主人公のりんと直美が通う梅岡看護婦養成所の一期生メンバーたち。
優等生で意識が高い玉田多江役の生田は、自身の役どころについて「多江がきついだけの性格に見えてしまわないように気をつけて演じていたら、ある日、喜代役の菊池亜希子さんが『多江自身が多江でいようとがんばっている感じがあふれちゃって、かわいいよね』と言ってくださって、その言葉にとても安心しました」と撮影中のエピソードを披露。同窓生の中で最年長・泉喜代役の菊池は、「明治時代に30代で看護婦養成所に入ってみようと踏み出す勇気は結構なものだったと思います」とコメント。
ナイチンゲールに憧れる東雲ゆき役の中井は、理想と現実の狭間で揺れる役柄について「憧れや理想は絶対に付きまといますが、それを強く持っているからこそゆきはこの先、現実とのギャップに苦しむことになります」と言及。ナース服への憧れから入所した柳田しのぶ役の木越は、「『看護婦養成所一期生』と自覚することが、しのぶの中の成長の一歩なのかもしれない」と役の変化を分析。ムードメーカーの工藤トメ役を演じる原嶋は「思ったことをすぐ口に出したり、感情が顔に出てしまったりするところなども全部ひっくるめてかわいいと思ってもらえるキャラクターを作っていけたら」と意気込みを語った。
コメント
生田絵梨花(玉田多江役)

多江は医者の家系で育ち医療に対する情熱や一生懸命さがゆえに、優等生で強い圧を発する言動をしてしまい、入学当初は直美とバチバチで・・・・・・。「自分は医者になれない」という劣等感を隠すための気の強さなのではないかと想像しています。多江がきついだけの性格に見えてしまわないように気をつけて演じていたら、ある日、喜代役の菊池亜希子さんが「多江自身が多江でいようとがんばっている感じがあふれちゃって、かわいいよね」と言ってくださって、その言葉にとても安心しました。視聴者の皆さんにも多江のあふれ出てしまう余白を受け取ってもらえたらうれしいです。
当時、あまり理解されていなかった看護の仕事に対する待遇などを知れば知るほど、自分たちが演じる看護婦養成所の一期生がこの職業を確立するためにがんばっていかなきゃいけないという覚悟が芽生えました。この時代に看護を志した方々へのリスペクトの気持ちがどんどん大きくなっています。
菊池亜希子(泉喜代役)

喜代は一期生メンバーのなかでずば抜けて年上で、この役をいただいたとき、私自身も「学生役?大丈夫?」と戸惑いがありました。もちろんいくつになっても挑戦することはできますが、この年齢で学生として学ぶことは令和の時代でも戸惑うくらいなので、明治時代に30代で看護婦養成所に入ってみようと踏み出す勇気は結構なものだったと思います。静かな青い炎を内に秘めている人で、そんな喜代という人間に私も惹かれ勇気をもらっています。
現代では看護師という呼び名が定着して、男女問わず活躍する職業になりましたが当時は制服のフォルムもふんわりと柔らかく細やかで思慮深さを求められる女性ならではの職業として確立されました。このドラマで、その誕生の瞬間に立ち会えることをとてもうれしく思います。
中井友望(東雲ゆき役)

ナイチンゲールへの憧れ一本で、通っていた女学校から看護婦養成所に転入することまでをやってのけるのはゆきの強さだと感じています。どんな仕事でも憧れや理想は絶対に付きまといますが、それを強く持っているからこそゆきはこの先、現実とのギャップに苦しむことになります。看護の仕事に限らず、どんな仕事もそのようなことはあると思うので、仕事をしているすべての視聴者の皆さんに共感してもらえるよう、苦悩を表現できたらと思っています。
“当たり前”というのは「これが当たり前じゃないといけない」と動いてくれた人たちが作れることだと思います。人の役に立ちたい、困った人に手を差し伸べたいと、明治時代に看護婦を目指した方たちの思いが今の“当たり前”につながっている。改めてその想いの偉大さを実感しています。
木越明(柳田しのぶ役)

同窓生のみんなが志高く養成所に入所するなかで、しのぶは西洋の本で見たナース服に憧れて養成所にやってきた人です。しのぶは自分に自信がある人間だとは思うのですが、違う価値観を持ってい同窓生たちと出会い、共に生活する中で少しずつ変化していく。「看護婦養成所一期生」と自覚することが、しのぶの中の成長の一歩なのかもしれないと感じています。同窓生の皆さんが独特なキャラクターのしのぶを自然と受け入れてくれる。出会ったころのシーンを振り返って改めて、皆さん器が大きいなと思っています。
明治時代の女性の立場の変化や地位の向上に看護婦という職業が一役かっていることがとても魅力的です。女性の立場が確立されていない時代に“女性らしさ”を使ってできる仕事として看護という仕事が現れたことで、当時の人を少し楽にしたり、選択肢を与えたりしたという事実にとても強い憧れを抱いている自分がいます。
原嶋凛(工藤トメ役)

トメも私自身も一期生の中で一番年下というのが共通点です。演出の方などから、トメは裕福な農家出身なので昔からたくさんの人と関わることがあったという設定を聞き、そのなかで生まれたであろう周りを見る力や、人なつっこさのなかに隠れた強さが魅力的な人物だと感じています。思ったことをすぐ口に出したり、感情が顔に出てしまったりするところなども全部ひっくるめてかわいいと思ってもらえるキャラクターを作っていけたらと演じています。
看護師という職業が当たり前にある状況で生きてきたので、看護の仕事がシーツを替えたり、換気をしたりするところから始まることにまず驚きました。このドラマで看護婦の誕生を描くことで、看護のお仕事が当たり前にあると思っていた自分自身を見つめなおしながら、工藤トメという役を通じて看護の仕事の始まりを伝えていけたらと思っています。
■放送情報
2026年度前期 連続テレビ小説『風、薫る』
NHK総合にて、毎週月曜から土曜8:00~8:15放送
※土曜は一週間を振り返り ※NHK ONEで同時・見逃し配信あり
NHK BS・BSプレミアム4Kにて、毎週月曜から金曜7:30~7:45放送
出演:見上愛、上坂樹里ほか
脚本:吉澤智子
原案:田中ひかる『明治のナイチンゲール 大関和物語』
音楽:野見祐二
主題歌:Mrs. GREEN APPLE「風と町」
語り:研ナオコ
制作統括:松園武大、宮本えり子
プロデューサー:葛西勇也、松田恭典
演出:佐々木善春、橋本万葉、新田真三、松本仁志ほか
写真提供=NHK






















