山田裕貴が明かす『GIFT』チームの団結力 「本当に“奇跡のチーム”だと思います」

山田裕貴が明かす『GIFT』チームの団結力

 現在放送中のTBS日曜劇場『GIFT』で車いすラグビーチーム「ブレイズブルズ」のエース・宮下涼を演じる山田裕貴のインタビューコメントが公開された。

 本作は、パラスポーツである車いすラグビーを舞台に、弱小チームに立ちはだかる難問の答えを導き出しながら、本気で心と身体をぶつけ合うことで仲間、家族の大切さ、そして愛を知っていく絆と再生の物語。金沢知樹が脚本を手がける完全オリジナルストーリーで、堤が27年ぶりに日曜劇場で主演を務める。

 天才“すぎる”頭脳を持った宇宙物理学者の主人公・伍鉄文人(堤真一)が、ひょんなことから車いすラグビーに出会い、3年間勝利なしの弱小チーム「ブレイズブルズ」を日本一に導くと宣言。伍鉄が“ブルズ”の抱える難問の答えを導き出していく中で、選手と本気でぶつかり合い、自身の抱える難問とも向き合っていく姿を描く。ブルズに所属する孤高のエース・宮下涼を山田裕貴が演じるほか、有村架純、本田響矢、細田善彦、円井わん、越山敬達、八村倫太郎、吉瀬美智子、安田顕らが共演に名を連ねている。

 山田が演じる宮下涼は、かつての栄光を失ったチームの中でもがく“輝きを失った”孤高のエース。第1話では、「生まれ変わることはできる」と言い切る伍鉄の言葉を胸に、新たな一歩を踏み出す姿が描かれた。

 山田は車いすラグビーの練習について、「峰島さんは本当に冷静に、とにかく熱く教えてくださいました。僕たちが今練習でしていることは、実際にプロの方たちがしている練習と同じなんです」と明かし、「最後の練習の日に『練習に来てくれてありがとう』とおっしゃっていただいて、その言葉で頑張ろうと思いました。峰島さんから“ギフト”をいただきました」と感謝を述べた。

 撮影現場の熱量については、「こんなにも声をかけ合うことは、初めてでした。普段は人のお芝居に対してこんなふうに言うことはないです。どうしても撮影の合間に一度リセットされてしまうので、今回はそうやってみんなでテンションを高めておく必要がある現場だと思いました」と熱く語った。5日間に及んだ第1話の試合シーンの撮影では「僕たちは5日間でも何日間でもいいので、作品のために漕ぎまくるんです。腕がもげそうになろうが、もう上がらないとなろうが、“誰かのお芝居のため”に動きたいと思いました」と振り返った。

 また、主演の堤や有村との再共演については、「皆さんが素晴らしい人間性の持ち主だったので、この方たちのためにも頑張ろうと思いました」とコメントし、「堤さん、有村さんをはじめ、キャストの皆さんが報われるドラマにするためには、『宮下涼』が魅力的なキャラクターでなければいけない、とすごく思っています」と意気込みを語った。

 第2話の注目ポイントについて「オレンジ」とヒントを出し、「果物のオレンジではなく、色のオレンジですね。よく見ないと気づかないと思うので、ぜひ注目して見ていただきたいです」と視聴者へメッセージを寄せた。

山田裕貴(宮下涼役)コメント

監修の峰島靖選手とのやりとりについて

車いすラグビーの練習はもちろんなのですが、まずは自分たちの役がどの程度の障がいがあるのか、というところからでした。選手の中でも、例えば体幹の強さや、どこの筋肉が使えるか、など皆違うので、どこをどのぐらい動かせるかなど、細かく決めていきました。
僕が演じる涼は、立てないけれど体幹はあって、右手の握力は20キロぐらいです。これは峰島さんの右手の握力と同じぐらいで、実際に峰島さんにギュッと(手を)握ってもらった時に、決して痛くはなくて、その力であれだけのプレーをしているんだという驚きもありました。

車いすラグビーの練習について

もう、練習する時点で混乱しますよね。涼は、左手の指3本はほぼ動かず、人差し指もギリギリ動くぐらいなので、車輪を手のひらで押すことはできても、掴めない。そうした動きの細かいところから、例えば日常の動きでも指がどういうふうに動くか、というようなことを全部動画で撮らせていただいたんです。それを踏まえた上で、練習に入りました。
峰島さんは本当に冷静に、とにかく熱く教えてくださいました。僕たちが今練習でしていることは、実際にプロの方たちがしている練習と同じなんです。峰島さんは「付いてこられないかもしれないけど、今日は10個あるうちの1個でも持って帰ってください」と言ってくださって、最後の練習の日には、「練習に来てくれてありがとう」とおっしゃったんです。
その「ありがとう」で頑張ろうと思いました。峰島さんから“ギフト”をいただきました。

峰島選手からの“ギフト”

選手役の中には去年の夏ごろから練習している方もいたのですが、僕は1か月前から合流しました。役柄上、僕が一番うまくなければいけないということもあって、すごくプレッシャーでしたが、その「ありがとう」という言葉を原動力に、頑張ろうと思いました。
役者として当たり前にしなければいけない練習に対して、「ありがとう」を、そんなふうに置いていけること――アスリートの方々には“心のある”方たちがたくさんいるんだなと思いました。

チームメイト役との交流について

ある試合のシーンで、まず僕たちだけが段取りを固めるお芝居をして、その後、ベンチの皆もエキストラの方々も、フィールドにいる全員がいる状態でお芝居をした時に、みんなの顔が違ったんです。撮影のスケジュール上、試合のプレーだけを撮る日と、ベンチのリアクションを撮る日が別々になってしまう時があり、どうしてもその一瞬一瞬を画で切り取ることができないことも時として起きます。であれば、と思い次の撮影のために、「忘れないで! その涙!」と言ったり、「涼! その顔、めっちゃよかったから、絶対明日まで忘れないで」と言われたり、みんなで声をかけ合っていました。

撮影に5日を費やした第1話の試合のシーンについて

ベンチ側を撮っている時でも、代役ではなく僕たちが実際に動いたほうが絶対に良くて、ベンチ側の顔も全然違うんです。だから僕たちは5日間でも何日間でもいいので、作品のために漕ぎまくるんです。腕がもげそうになろうが、もう上がらないとなろうが、“誰かのお芝居のため”に動きたいと思いました。
撮影していて「今日はここまでもう少し頑張りましょう」となった時も、みんなで、“プロだからできる、絶対に”と信じ合って撮りました。

経験したことのなかった現場に

こんなにも声をかけ合うことは、初めてでした。普段は人のお芝居に対してこんなふうに言うことはないです。どうしても撮影の合間に一度リセットされてしまうので、今回はそうやってみんなでテンションを高めておく必要がある現場だと思いました。
スタッフの方にももう一度熱を上げてもらうために、僕たちが全力で芝居する。本当に、全力です。芝居というより、“本気”ですね。もうお芝居じゃなかったと思います。

スタッフが一丸となり“チームスポーツ”に

僕たちが“本気”の熱さを届けることで、「あの顔を別の角度からもう一度撮りたい」というカメラマンさんや、「ちょっと待って、照明をもう1つ足したい」という照明さんもいて、本気で“チームスポーツ”でした。
体育館の空調設備など、環境1つでプレーも変わる中で、みんながずっと明るく笑顔でやれるチームだったんです。厳しい状況もあったと思いますが、誰一人、文句の1つも言いませんでした。そこが、『GIFT』のキャストの素晴らしさで、僕は一生「この方たちともう一度仕事がしたい」と言っていると思います。

堤真一、有村架純との共演について

堤さんとは、またがっつりご一緒できるのがうれしかったですね。有村さんも、共演は4度目。その中で、さらに新たな仲間たちがいて、皆さんが素晴らしい人間性の持ち主だったので、この方たちのためにも頑張ろうと思いました。
堤さん、有村さんをはじめ、キャストの皆さんが報われるドラマにするためには、「宮下涼」が魅力的なキャラクターでなければいけない、とすごく思っています。

『ちるらん』でも共演した細田佳央太について

佳央太からは、土方歳三と沖田総司という関係で刀を振っている時に、「裕貴さん、次も一緒です」と聞きました。佳央太はひと足先に車いすラグビーの練習に入ったのですが、その頃から1年間、僕のことを見てくれているんですよね。兄弟弟子ではないですが、同じ“俳優”という道場の門下生の先輩と後輩のような感じでいてくれています。
撮影現場で監督にも話して、涼と谷口のシーンで、台本にはなかった“ある言葉”を増やしたのですが、それを佳央太にも伝えた時に、すぐに「やりましょう」と応じてくれたんです。その日は、佳央太のクランクインの日で不安もあったと思うのですが、その“一言”だけで全てを理解してくれたのは、彼の才能だなと思いました。

監修の選手たちとの“チームワーク”について

今回、峰島さんや、他の代表選手の方々も来てくださって、教えていただきました。日本代表で金メダル(2024年パリパラリンピック)を取った方々です。代表合宿を終えた次の日に試合のシーンがあったのですが、そんな中来てくださり、出演もしていただいています。
峰島さんは、1カット1カット、細かいところまで見てくださいました。撮影シーンを見て、実際にそういう動きになるのかというところまで細かく見てくださって。ご自身の練習もある中で、本当にすごいことだなと思いましたし、選手の方々のためにも、僕たちは最高の瞬間を、最高の想いで届けられる仕事をしなければいけないなと思いました。

選手たちから受け取った“ギフト”

峰島さんたちのためにも、“最高の仕事を”となった時に、皆でどこまで高め合えるかと考えて、「和気あいあい、笑っていこう」となり、その中でも特に八村倫太郎くん(中山好太郎役)や、ノボせもんなべさん(久保田一信役)が盛り上げてくれました。
また、細田善彦さん(立川夏彦役)と「ここはどういう声をかけ合おうか」となって、峰島さんに「この状況だとどうですか?」と2人で聞きに行くこともありました。(円井)わんさん(君島キャサリン秋子役)は、他複数の現場をこなしながら『GIFT』に参加していたのですが、文句一つ言うことなく笑顔でみんなの輪に入ってくれていて……。本当に“奇跡のチーム”だと思います。峰島さんから始まり、そういう「ギフトの輪」をもらいました。

第2話の注目ポイントについて

「オレンジ」。それがヒントです。果物のオレンジではなく、色のオレンジですね。よく見ないと気づかないと思うので、ぜひ注目して見ていただきたいです。

■放送情報
日曜劇場『GIFT』
TBS系にて、毎週日曜21:00~21:54放送
出演:堤真一、山田裕貴、有村架純、本田響矢、細田善彦、細田佳央太、円井わん、越山敬達、八村倫太郎、やす(ずん)、水間ロン、冨手麻妙、ノボせもんなべ、杢代和人、宮﨑優、生越千晴、町田悠宇、澤井一希、中山脩悟、田口浩正、西尾まり、真飛聖、麻生祐未、菅原大吉、吉瀬美智子、玉森裕太、安田顕、山口智子
脚本:金沢知樹
企画・演出:平野俊一
演出:加藤尚樹、伊藤弘晃
プロデューサー:宮﨑真佐子、内川祐紀
協力プロデューサー:中澤美波
監修・協力:一般社団法人日本車いすラグビー連盟
製作著作:TBS
©TBS
公式サイト:https://www.tbs.co.jp/GIFT_tbs/
公式X(旧Twitter):@gift_tbs
公式Instagram:gift_tbs
公式TikTok:@gift_tbs

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