濱口竜介監督『急に具合が悪くなる』特報公開 余命半年の演出家と介護施設長の交流描く

6月19日に公開される濱口竜介監督の新作映画『急に具合が悪くなる』の特報映像が公開された。
本作は、がんの転移を経験しながら生き抜く哲学者と、臨床現場の調査を積み重ねた人類学者が交わした20通の往復書簡『急に具合が悪くなる』(宮野真生子・磯野真穂著/晶文社)を映画化した人間ドラマ。パリ郊外の介護施設で働く施設長のマリー=ルー(ヴィルジニー・エフィラ)と日本人の舞台演出家、真理(岡本多緒)が出会い、同じ名前の響きに導かれ交流を深めていく様子を描く。
『ドライブ・マイ・カー』でアカデミー賞国際長編映画賞およびカンヌ国際映画祭脚本賞、『悪は存在しない』でヴェネチア国際映画祭銀獅子賞、『偶然と想像』でベルリン国際映画祭銀熊賞を受賞するなど、新作を発表するたびに国内外で高い評価を受ける濱口が監督を務めた。
舞台はフランス、パリ。郊外の介護施設「自由の庭」の施設長であるマリー=ルー・フォンテーヌは入居者を人間らしくケアすることを理想としつつ、人手不足やスタッフの無理解などに悩まされている。そんな中、マリー=ルーは森崎真理という日本人の演出家に出会う。がん闘病中の真理の描く演劇に勇気をもらったマリー=ルー。同じ名前の響きを持つ偶然に導かれて、2人の交流が始まる。しかし、あるとき真理は「急に具合が悪くなる」。真理の病の進行とともに、2人の関係は劇的に深まり、互いの魂を通わせ合うようになる⋯⋯。
公開された特報映像は、演出家である真理(岡本多緒)の舞台上での「私、進行がんで余命半年って言われて」という衝撃の一言から始まる。舞台を見ていたマリー=ルー(ヴィルジニー・エフィラ)は突然の告白に驚きの表情を浮かべる。「私はマリー=ルー」「私も真理」と二人が握手を交わし、同じ名前の響きに導かれるように交流する姿が映し出される。そして、マリー=ルーからの「これから何が起こるか一緒に確かめよう」という台詞とともに、日の出直前の山頂でのふたりの影姿が。がん闘病中の演出家真理と、介護施設で施設長として働くマリー=ルー。ふたりは今後どのような運命を辿っていくのか。

■公開情報
『急に具合が悪くなる』
6月19日(金)全国ロードショー
出演:ヴィルジニー・エフィラ、岡本多緒、長塚京三、黒崎煌代
監督・脚本:濱口竜介
原作:宮野真生子・磯野真穂著『急に具合が悪くなる』(晶文社)
提供:「All of a Sudden」JPN Partners
配給:ビターズ・エンド
製作:Cinefrance Studios、オフィス・シロウズ、ビターズ・エンド、Heimat Film、Tarantula
フランス=日本=ドイツ=ベルギー合作
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