小瀧望が『未来のムスコ』で放つ圧倒的な“安心感” 相葉雅紀にも通じる“愛され力”

『未来のムスコ』小瀧望の圧倒的“安心感”

 一つは、子どもや動物と対峙したときに溢れ出る圧倒的な“安心感”。小瀧といえば、2025年10月期のドラマ『小さい頃は、神様がいて』(フジテレビ系)で主人公夫婦の小倉渉(北村有起哉)とあん(仲間由紀恵)の息子・順を演じたことも記憶に新しい。順は幼い頃から両親が「子どもが二十歳になったら離婚する」と約束していたことを知っており、特に子育てに苦しんでいた母を気遣って生きてきた。ともすれば、「子どもがかわいそう」と渉やあんに批判が集まりかねない状況を回避していたのが、小瀧の存在だ。その一挙一動が誠実さと優しさに溢れており、両親の関係はともかく、順自身は愛されて育ったということがひしひしと伝わってきた。特に印象深いのは、同じマンションに住む子どもたちに何かを語りかけるときの向ける口調と眼差し。そこから感じられる愛情深さは、今回演じる優太とも共通する。優太が保育園の子どもたちと接する姿を見れば、小瀧自身、現場で子役の子どもたちと良好な関係を築いていることは明白だ。Paraviで以前配信されていたWEST.の冠番組『パパジャニWEST』で子どもと頻繁に接していたのもあるかもしれない。小瀧の演技には付け焼き刃ではない愛情が滲み出ており、見ていて安心感がある。

 またもう一つは、WEST.全体の魅力でもある「近所のお兄さん」のような“親近感”だ。相葉と同様、小瀧もどこか抜けた役を演じることが多い。『小さい頃は、神様がいて』の順も父に似て少しズレたところがあったし、『鹿楓堂よついろ日和』(テレビ朝日系)で演じたスイも温厚でインテリな雰囲気もありつつ、天然でついつい周りが世話を焼きたくなるようなキャラクターだった。優太はといえば、児童の親からも信頼が厚い保育士だが、こと恋愛に関しては不器用。自分の気持ちよりも相手の気持ちを優先する“いい人”だからこそ、恋心を寄せる未来にもイマイチ積極的になれず、叔父の良純(マキタスポーツ)からダメ出しを受けることも。そういう親しみやすさを感じさせる要素を、小瀧はあざとくなく表現することができる。演技ではなく素でやっているのかと思わせるほどの自然さだ。大型犬のような安心感と愛嬌を持ち、老若男女から支持されそうな役を演じさせたら小瀧の右に出る者はいないのではなかろうか。

 さて『未来のムスコ』第8話では、未来と真が別れ、“まーくん”候補が将生と優太の二択に絞られた。そんな中、優太がついに動き出す。「自分が“まーくん”になる」と決意し、その思いを未来に伝えるべく好青年からワイルドな風貌に変身した優太。未来の決断が気になるところだが、もし優太が“当て馬”で終わってしまっても、いつか地上波で小瀧が“本命”になるラブストーリーを見てみたいものだ。

『未来のムスコ』の画像

火曜ドラマ『未来のムスコ』

恋も仕事も夢も中途半端だった主人公がある日突然母となり、子育てを通して、誰かと生きること、支え合うことの意味を知り、自分らしく生き直していく姿を描く。

■放送情報
火曜ドラマ『未来のムスコ』
TBS系にて、毎週火曜22:00~22:57放送
出演:志田未来、塩野瑛久、小瀧望、兵頭功海、天野優、吉村界人、箭内夢菜、萩原護、ビビる大木、藤原さくら、板倉武志、難波なう、西野七瀬、マキタスポーツ、神野三鈴、水瀬いのり(声の出演)、淵上泰史、大友花恋、遠藤久美子、古舘佑太郎
原作:阿相クミコ・黒麦はぢめ『未来のムスコ~恋人いない歴10年の私に息子が降ってきた!』(集英社『ヤンジャン+』連載)
脚本:ニシオカ・ト・ニール、いとう菜のは
プロデューサー:天宮沙恵子、松本明子
演出:井村太一、古林淳太郎、泉正英
製作:TBSスパークル、TBS
©TBSスパークル/TBS
公式サイト:https://www.tbs.co.jp/mirainomusuko_tbs/
公式X(旧Twitter):@mirai_musukotbs
公式Instagram:mirai_musuko_tbs
公式TikTok:@mirai_musuko_tbs

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