デヴィッド・リンチも登場 スパークルホースに迫るドキュメンタリー映画、4月24日公開へ

スパークルホースの生涯と音楽に迫るドキュメンタリー映画『This Is Sparklehorse(原題)』が、『悲しくて美しい世界/THIS IS SPARKLEHORSE』の邦題で4月24日よりヒューマントラストシネマ渋谷、新宿 K’s cinema、アップリンク吉祥寺ほかにて公開されることが決定した。
本作は、スパークルホースの中心人物であったマーク・リンカス本人の死の直前に録られたインタビューと、親交のあったミュージシャンや映画監督デヴィッド・リンチらの証言によって、その実存と音楽に迫るドキュメンタリー。近年でもR&Bシンガーのメイヴィス・ステイプルズがカバーアルバム『Sad And Beautiful World』(2025年)でリンカスの曲をカバーするなどその評価が高まっているスパークルホース。内なる悪魔と闘い続けた男が紡ぐ音楽と、その人生の軌跡が描かれる。
ニルヴァーナのカート・コバーンが亡くなった翌年、1995年にファーストアルバム『Vivadixiesubmarinetransmissionplot』をリリースし、一躍その名を広めたスパークルホース。レディオヘッドやR.E.M.などのオープニングアクトにも抜擢され絶頂の最中にある時、スパークルホースの中心人物であるリンカスは、レディオヘッドとの欧州ツアーの最中にアルコールと薬物の過剰摂取により倒れてしまう。なんとか一命をとりとめたものの、その後遺症はその後の人生に大きく禍根を残すものとなる。そして、6枚目のアルバムの制作中、2010年にマークは自ら命を絶った。
あわせてメインビジュアルと場面写真も公開。メインビジュアルは馬の被りものでギターを弾く姿がメインに配置され、「ただ幸せになりたかっただけ」とコピーが添えられている。
場面写真には、リンチのほか、マーキュリー・レヴのジョナサン・ドナヒュー、クラッカーのデヴィッド・ロウリー、PJハーヴェイとのタッグで知られるミュージシャン/プロデューサーのジョン・パリッシュらの姿が切り取られている。
コメント
デヴィッド・リンチ(映画監督)
話をする必要がないほど、私たちは分かりあっていた。
チャールズ・フレイジャー(小説家)
マーク・リンカスの音楽……長いコード、歪み、そして訥々としたリズムは、私が再生ボタンを押した瞬間に、誰かが考え、感じ、創造している音のようだ。この映画で称賛に値する多くの要素の中でも、その抑制された表現に注目したい。悲劇的な、断ち切られた人生を描きながらも、真の物語は達成の美しさにあることを、一瞬たりとも忘れていない。
パティ・スミス(ミュージシャン、詩人)
それはまるで、圧縮されてダイヤモンドになる石炭のように暗く、
深い夜に散りばめられた明けの明星のようにきらめいていました。
この才能豊かな人物がどれほどの苦悩を味わったかは、誰にも計り知れません。
彼が自ら命を絶つに至った経緯も、私たちには知る由もありません。
※マーク・リンカスの死に際しての追悼の言葉
岡村詩野(音楽評論家)
いつまでもその作品を、その功績を語り継いでいくべき、そんなアーティストがいることを忘れてはいけない。スパークルホース=マーク・リンカスはまさにそうした“寡黙なる饒舌な”ミュージシャンである。その歌声とメロディ、歌詞は、あまりにも寂しく、やるせない。こういう表現者に自ら命を絶たせてしまった現代社会を思うに、やはり私たちは語り継いでいかねばならないと思うのだ。
■公開情報
『悲しくて美しい世界/THIS IS SPARKLEHORSE』
4月24日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷、新宿 K's cinema、アップリンク吉祥寺ほかロードショー
出演:マーク・リンカス、デヴィッド・リンチ、ジョナサン・ドナヒュー&グラスホッパー(マーキュリー・レヴ)、デヴィッド・ロウリー(クラッカー)、ジェイソン・ライトル(グランダディ)、ジェマ・ヘイズ、アダム・ブライアンバウム・ウィルツィー(スターズ・オブ・ザ・リッド)、エド・ハーコート、マシュー・ライト、ジョン・パリッシュ、エイドリアン・アトリー(ポーティスヘッド)、エミリー・ヘインズ(メトリック)
監督:アレックス・クロートン&ボビー・ダス
脚本・ナレーション:アンジェラ=フェイ・マーティン
配給:ブライトホース・フィルム
配給協力:nozaco
イギリス/2022年/92分/英語/原題:This Is Sparklehorse/字幕翻訳:上條葉月/デザイン:李潤希
公式サイト:sparklehorse.brighthorse-film.com





































