『再会』直人が自身の犯行を自白する 渡辺大知の好演が想起させる『光る君へ』藤原行成

『再会』直人が自身の犯行を自白する

「一生逃れられないようなものを抱え込んでたからじゃないの? 僕だって背負ってきたものがあるんだ。一生胸に閉じ込めておこうって決めたことがある。淳一だってあるでしょ?」

 4人の再会は、タイムカプセル同様にそれぞれが胸に秘め続けてきた秘密をこじ開けることになった。『再会~Silent Truth~』(テレビ朝日系)第5話では、4人がこれまで直視せずに避けてきたあの当時に置いてきたわだかまりや後悔、罪悪感が炙り出されていく。

 スーパーの店長・佐久間秀之(小柳友)が射殺された当日の夜のアリバイが崩れた弟の直人(渡辺大知)が任意同行される。そして直人は自身の犯行を自白し始め、清原和雄(弓削智久)の拳銃については秀之が隠し持っていたと言う。拳銃の引き金を引いたかどうかの記憶はないというが、きっと彼は嘘をついている。

 なぜなら直人は拳銃についてとてつもないトラウマを抱えているのだから。23年前、和雄の仇を討つために、飛奈淳一(竹内涼真)はその拳銃を手に取り強盗犯めがけて発砲していた。その姿を直人は目撃し、腰を抜かしていた。

 そして、直人がタイムカプセルを開けたとする時間よりも前に清原圭介(瀬戸康史)がタイムカプセルを掘り起こし、その時に中身はなかったと話しており、それとも時系列も合致しない。

 仮に事件前夜の時点で拳銃がなかったという圭介の供述が嘘ならば、実際にはその時点で存在していた拳銃を自分か万季子(井上真央)が持ち去ったからだろう。あるいはその時に本当に拳銃がなかったのかもしれないが、その拳銃の紛失に何らか関わりがあり心当たりがあるから嘘をつくのだ。実際には存在していた拳銃を持ち去っていない、あるいは無関係ならば圭介は嘘をつく必要がない。となると、やはり犯人は直人ではなく、タイムカプセルの掘り起こしについてのみ嘘をついているということになる。

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