『ばけばけ』「トモダチ。デモ……」の予告が気になり過ぎる 第19週は吉沢亮に釘付けの予感

『ばけばけ』次週の予告が気になり過ぎる

 NHK連続テレビ小説『ばけばけ』第18週「マツエ、スバラシ。」第90話でヘブン(トミー・バストウ)はトキ(髙石あかり)に「マツエ……ハナレル……シマショウ」と告げた。ヘブンが自分の心に聞いた結果だ。

 『ばけばけ』は2月16日放送の第20週から舞台が熊本に移ることが公式にアナウンスされている。つまりは、ここから第19週でヘブンの真意と松江との別れが描かれていくこととなるのだろう。

 ヘブンにとって松江は憧れの“神々の国の首都”。日本古来の文化や風土に心をときめかせ、『日本滞在記』に記してきた。そんな愛する松江を離れるとは相当な理由と覚悟があるに違いない。秋が深まり、もうじきやってくる松江の冬。布団に寝込んだ“ジゴク”を思い出し、ヘブンの箸が止まる。牛乳配達にとってつらい季節がやってくる前に仕事を辞めた司之介(岡部たかし)の思い切りもあるのかもしれないが、松江に比べて温かな熊本に引っ越す理由はほかにもありそうだ。

 トキの“ラシャメン騒動”が収束を迎え、またいつも通り湖畔を散歩できるようになったと言っても、人々の記憶からそのことが完全に消えたわけではない。大衆の興味がほかに向いただけで、少なからず嫉妬や嫌悪の視線を向ける人はいるだろう。その敵から逃れるために、トキを守るために、ヘブンは松江を離れ、熊本に向かうことを決めたのではないだろうか。

 気になるのは、第89話で教壇に立つ錦織(吉沢亮)が、この冬に松江中学の校長になると生徒たちの前で宣言していた時、ヘブンは窓の外を眺め物憂げな表情を浮かべていたことだ。この時、ヘブンはすでに松江を離れることで、錦織が校長に就任するのを見届けられないと悟っていたのではないだろうか。

 そもそも錦織が江藤(佐野史郎)から松江中学の校長を打診された時、そこまで興味を示さなかったのが、ヘブンの『錦織が校長になったら嬉しい』という言葉でコロッと心変わりをした経緯がある。親友として、リテラリーアシスタントとして。演じる吉沢亮自身ももう一人の“ヒロイン”と認めるほどの友情で繋がれた錦織とヘブンの別れが、第19週「ワカレル、シマス。」の予告で分かりやすく示唆されている。

 錦織の寂しそうな横顔のみを映し、そこにトキの「ヘブンさんにとって一番大切な方ですよね」というセリフに、ヘブンの「ニシコオリサン、トモダチ。デモ……」という気になる一言が載る、シンプルでありながらグッと引き込まれる予告だ。

 制作統括の橋爪國臣は、SNSに「#吉沢亮 さんの凄さに圧倒され、魅力があふれる週です。松江編のラスト、是非ご覧ください。(松江はまた出てきますし、錦織さんはまだ退場はしません)」と明かし(※)、吉沢亮&STAFFアカウントでは第19週が“錦織の週”になること、そのラストとなる2月13日の『あさイチ』(NHK総合)「プレミアムトーク」に吉沢が出演することが告知されている。筆者も映画『国宝』での『曽根崎心中』に心震えた一人だが、また吉沢の芝居に心を掴まれそうだ。

参照
※ https://x.com/drhashizume/status/2019567932318314520

■放送情報
2025年度後期 NHK連続テレビ小説『ばけばけ』
NHK総合にて、毎週月曜から金曜8:00~8:15放送/毎週月曜~金曜12:45~13:00再放送
BSプレミアムにて、毎週月曜から金曜7:30~7:45放送/毎週土曜8:15~9:30再放送
BS4Kにて、毎週月曜から金曜7:30~7:45放送/毎週土曜10:15~11:30再放送
出演:髙石あかり、トミー・バストウ、吉沢亮、岡部たかし、池脇千鶴、小日向文世、寛一郎、円井わん、さとうほなみ、佐野史郎、北川景子、シャーロット・ケイト・フォックス
作:ふじきみつ彦
音楽:牛尾憲輔
主題歌:ハンバート ハンバート「笑ったり転んだり」
制作統括:橋爪國臣
プロデューサー:田島彰洋、鈴木航、田中陽児、川野秀昭
演出:村橋直樹、泉並敬眞、松岡一史
写真提供=NHK

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