佐々木蔵之介主演『幕末ヒポクラテスたち』特報映像公開 藤原季節、内藤剛志のコメントも

佐々木蔵之介『幕末ヒポクラテスたち』特報

 2022年11月12日に他界した大森一樹監督が企画し、佐々木蔵之介が主演を務めた映画『幕末ヒポクラテスたち』の公開日が5月8日に決定。あわせて特報映像が公開された。

 京都府立医科大学出身の医者であり映画監督であった大森が手がけ1980年に公開された『ヒポクラテスたち』。彼の母校である京都府立医科大学の学生寮、鴨川沿いの喫茶店などを舞台に京都で撮影、医大生たちの青春と葛藤を描き出して高い評価を受けた。

 そして2020年、大森監督の企画であった本作が京都府立医科大学150周年プロジェクトの最優秀に決定し、映画が製作されることに。原案となったのは、移りゆく時の流れに取り残されていく人情味あふれる医者とその妻を描いた1960年公開の『ふんどし医者』。しかし、撮影準備をしていた矢先に大森監督が他界。そのため一度は幻になりかけた本作だったが、京都府立医科大学の協力のもと、かつて大森監督の助監督を務めていた緒方明が遺志を受け継いで監督を務め、大森監督を70年代から知る『はやぶさ 遥かなる帰還』などの西岡琢也が脚本を手がけ、ついに完成した。

 旧来の漢方医と西洋医学を学んだ蘭方医とが混在した時代、幕末。京都の村を舞台に、村医者である蘭方医・大倉太吉の奮闘と次代への思いの継承を生き生きと描く。

 貧富の区別や、立場の区別なく市井の人々を救う蘭方医・大倉太吉を演じるのは、京都出身の佐々木。太吉のライバルで、“どんな病も葛根湯”の漢方医・荒川玄斎を内藤剛志が演じる。さらに、大けがを負ったところを太吉に助けられた、気性の荒い青年・相良新左を藤原季節、新左の妹・相良峰を藤野涼子、太吉をやさしく、時には強く支える妻・大倉フミを真木よう子、そして謎の侍・弾蔵を『ヒポクラテスたち』では年長者の研修医役を演じた柄本明が務める。また、大森監督作『風の歌を聴け』で映画デビューを果たした室井滋がナレーションを担当した。

 主人公の太吉役で主演を務める佐々木は、医学の父ヒポクラテスの「人生は短し、術の道は長し」という教えを紹介しつつ、「大森一樹監督が映画に込めた想いを、未来に遺した祈りを、時を経て同志の先輩や若者たちと、縁の京都で撮りました」と大森監督の遺志を受け継ぎ、一丸となって撮影に挑んだ様子を明かした。そして「彼(太吉)を取り巻く型破りで愛すべく人たちの、命懸けの願いと人生の可笑しみを、一緒に楽しんで頂ければ幸いです」と本作の魅力を語った。

 気性が荒く、喧嘩っ早くバクチ好きの新左を演じた藤原は「憧れの東映京都で高倉健さんの写真に見つめられながらヤクザ者を演じられた時間は夢のようでした」と東映京都撮影所への思いとともに、「今、若い世代には『邦画を革新しよう』という大きなうねりがありますが、変わることのない、受け継がれるべき魂も日本映画にはあるんだという、もう一つの真実を教えていただいたような気がします」と緒方監督への思い溢れるコメントを寄せている。

 そして、大森一樹監督作『ヒポクラテスたち』で映画デビューを飾り、本作では漢方医・玄斎を演じた内藤は、「『内藤、映画撮るで、京都来い!』バイト先にかかってきた大森一樹監督からの一本の電話。そこからすべてが始まった」とデビュー当時の思い出に触れながら、大森監督への哀悼の意も込めて、「そして『未来ヒポクラテスたち』(20XX)は、いつですか? 監督! 映画化が決定したら、また必ず電話をください。楽しみに待っています」と熱い思い伝えた。

映画『幕末ヒポクラテスたち』特報映像

 公開された特報映像は、日本医学の“夜明け前”に生きる登場人物たちの奮闘ぶりをテンポよく映し出していく。長崎で西洋医学を学んだ蘭方医と旧来の漢方医が混在していた幕末、京都の村。蘭方医・太吉(佐々木蔵之介)と“どんな病も葛根湯”の漢方医の玄斎(内藤剛志)は、顔を合わせればいがみ合う犬猿の仲で、「また漢方医者のしりぬぐいか〜」「生意気抜かすな!」と今日もまた一触即発。そんなある晩、太吉は瀕死の重傷を負った新左(藤原季節)を救おうと、大胆にも飯屋の食台(テーブル)での手術に挑んでいく。

 また、WEB限定キャラクター紹介ビジュアルも公開。命と向き合う真摯な情熱を持った蘭方医・太吉をはじめとする型破りで愛すべき“元祖ヒポクラテスたち”が紹介されている。

コメント

佐々木蔵之介(主演・大倉太吉役)

『人生は短し、術の道は長し』
古代ギリシャ、医学の父 ヒポクラテスが遺した言葉だそうです。
大森一樹監督が映画に込めた想いを、未来に遺した祈りを、時を経て同志の先輩や若者たちと、縁の京都で撮りました。
私演じる太吉は幕末の激動の時代の中で、剛く真っ直ぐ、そしておおらかに!
すべてのいのち愛しむ、人間くさい優しいお医者さんです。
彼を取り巻く型破りで愛すべく人たちの、命懸けの願いと人生の可笑しみを、一緒に楽しんで頂ければ幸いです。
劇場でお待ちしております。

藤原季節(相良新左役)

映画が始まった瞬間からワクワクの止まらぬ展開に、自分の出演も忘れ圧倒的に“観客”にさせられてしまい、まるで少年に戻ったようにキラキラした目で『幕末ヒポクラテスたち』を観ていました。ふと「自分がこの映画に登場するのか?」と思い出した頃には緊張で手汗が止まりませんでした。憧れの東映京都で高倉健さんの写真に見つめられながらヤクザ者を演じられた時間は夢のようでした。
今、若い世代には「邦画を革新しよう」という大きなうねりがありますが、変わることのない、受け継がれるべき魂も日本映画にはあるんだという、もう一つの真実を教えていただいたような気がします。緒方明監督が現場で見ていた景色を、スクリーンを通して見ることができて感動しています。

内藤剛志(荒川玄斎役)

『内藤、映画撮るで、京都来い!』
バイト先にかかってきた大森一樹監督からの一本の電話。
そこからすべてが始まった。
演じて、飲んで、演じて、ちょっと喧嘩して、笑って、また飲んで、演じて......。
そして 70 歳になり、大森監督の思いを一身に引き受けた緒方明監督のもと、
また演じて、走って、大笑いして、少し考え込んで、また演じて......。
アオハルの日々を過ごさせてもらった。
二つの現場に共通していたのは、「変化するとはどういうことか」を考え続けていたことだった。
それぞれの時代の流れの中で、医師になることの意味や人の命、生きることとは何かに向き合いながら、
簡単には答えの出ない大きなうねりの中へと飛び込み、
時に流され、時に抗い、それでも勇気を持って泳ぎ続ける人々の姿を、
スタッフ・キャスト全員の力で形にしていったように思う。
『ヒポクラテスたち』(1980)
『幕末ヒポクラテスたち』(2026)
そして『未来ヒポクラテスたち』(20XX)は、いつですか?
監督!
映画化が決定したら、また必ず電話をください。
楽しみに待っています。

■公開情報
『幕末ヒポクラテスたち』
5月8日(金) 新宿ピカデリーほか全国ロードショー
出演:佐々木蔵之介、藤原季節、藤野涼子、室井滋(ナレーション)、真木よう子、柄本明、内藤剛志、川島鈴遥、堀家一希、諏訪太朗、阿南健治、栗原英雄、吉岡睦雄、斉藤陽一郎
監督:緒方明
製作総指揮:大森一樹、浮村理
企画:夜久均
原案:映画『ふんどし医者』©1960 TOHO CO., LTD.
脚本:西岡琢也
プロデューサー:森重晃、菊地陽介
制作プロダクション:ファーストウッド・エンタテインメント、ステューディオスリー、レプロエンタテインメント
協力:東映京都撮影所
配給:ギャガ
配給協力:大手広告
2025/日本/カラー/1:1.85/5.1ch/103分/映倫:G
©「幕末ヒポクラテスたち」製作委員会
公式サイト:https://gaga.ne.jp/bakuhippo_movie/
公式X(旧Twitter):https://x.com/bakuhippo_movie

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