『ストレイト・ストーリー 4Kリマスター版』予告編公開 ナレーションは森川智之が担当

2026年1月9日よりヒューマントラストシネマ有楽町ほかで全国公開されるデヴィッド・リンチ監督作『ストレイト・ストーリー 4Kリマスター版』の予告編が公開された。
1994年、ニューヨークタイムズ紙で、73歳のアルヴィン・ストレイトが、10年来仲違いしていた兄が病に倒れたことを知り、時速8kmのトラクターに乗って6週間の旅をするという実話の記事を読んだのは、リンチ作品の編集を手がけ、公私にわたるパートナーのメアリー・スウィーニー。スウィーニーが執筆した脚本を読み、シンプルでまっすぐな物語に心を揺さぶられ、リンチ自身が監督することを決断した。
1999年、カンヌ映画祭で上映されると拍手喝采で迎えられた本作は、リンチ作品で初めて一般向けのレイティングでアメリカではディズニーが配給し、世界で大ヒットを記録した。そんな同作がリ、ンチ監督の1周忌を迎えるにあたり、4Kリマスター版で上映される。
73歳のアルヴィン・ストレイトをリチャード・ファーンズワースが演じたほか、シシー・スペイセク、ハリー・ディーン・スタントンらが共演に名を連ねた。
公開された予告編は、73歳のアルヴィン・ストレイト(リチャード・ファーンズワース)が、娘のローズ(シシー・スペイセク)に「自力で行くことにした」と告げるシーンから始まる。周囲は、「車にぶっ飛ばされるぞ」と忠告するが、アルヴィンの決意は固く、時速わずか 8kmのトラクターで旅に出る。その思いはただひとつ、兄に会うため。「車で送っていこう」という申し出にも「最初の志を貫きたいんだ」と断るアルヴィン。「仲直りしたい。一緒に座って、星を眺めたい。遠い昔のわしらのように」と兄への想いを語る。そして最後には、「これは、愛すること、許すこと―そうした心の動きをシンプルに描いた映画だ」というリンチ監督からのメッセージが映し出される。
予告編のナレーションは声優の森川智之が担当。仕事に追われるような日々の中で本作に出会ったという森川は、「忙しい毎日の中で忘れていた“大切なもの”をそっと思い出させてくれる――そんな映画です」と語り、「ぜひ静かな気持ちで観てみてください」とメッセージを寄せた。
森川智之(予告編ナレーション)コメント
毎日、仕事に追われるように走っていると、ふと、「自分はどこに向かっているんだろう」と思う瞬間があります。
そんな時に、偶然出会ったのがこのデヴィッド・リンチ監督作品『ストレイト・ストーリー』でした。
トラクターに乗って、たったひとりで兄に会いに旅をする老人。
その姿は一見、奇妙にも、無謀にも見えるけれど、彼のゆっくりとした旅路を見つめているうちに、いつのまにか自分の心が落ち着いていくのを感じました。
忙しい毎日の中で忘れていた“大切なもの”をそっと思い出させてくれる――そんな映画です。
スピードではなく、心で進む旅。
『ストレイト・ストーリー』、ぜひ静かな気持ちで観てみてください。
森川智之(声優)

■公開情報
『ストレイト・ストーリー 4Kリマスター版』
2026年1月9日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国ロードショー
出演:リチャード・ファーンズワース、シシー・スペイセク、ハリー・ディーン・スタントン
監督:デヴィッド・リンチ
製作:アラン・サルド、メアリー・スウィーニー、ニール・エデルスタイン
脚本:ジョン・ローチ、メアリー・スウィーニー
撮影:フレディ・フランシス
音楽:アンジェロ・バダラメンティ
配給:鈴正、weber CINEMA CLUB
1999年/アメリカ/カラー/111分/スコープサイズ/原題:The Straight Story/G/字幕翻訳:関美冬
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