2025.10.18 07:30

岩本蓮加＆冨里奈央、連ドラW主演でより深まった関係性　乃木坂46としての展望も

　“可愛い”が取り柄の無職の“先輩”と、締め切りに追われる漫画家の“後輩”の姿を描いた田口囁一の漫画『ふたりエスケープ』（一迅社刊）が実写ドラマ化。“先輩”と“後輩”を演じているのは、実際に乃木坂46の先輩と後輩の関係性でもある岩本蓮加と冨里奈央だ。ドラマ『そんな家族なら捨てちゃえば？』（カンテレ）や映画『世の中にたえて桜のなかりせば』で主演経験のある岩本と、本作が地上波ドラマ初出演にして初主演となった冨里に、撮影の裏側や2人の関係性、そして乃木坂46の現在地について話を聞いた。【インタビューの最後には、サイン入りチェキプレゼント企画あり】

TVerで『ふたりエスケープ』をみる

“先輩”岩本蓮加から“後輩”冨里奈央へアドバイスも？

ーー撮影はすでに終わっているそうですが、振り返っていかがですか？

岩本蓮加（以下、岩本）：ほとんど2人で進んでいく話で、セリフの量が本当に多かったので、台本をいただいたときは「覚えきれるかな……」という不安がありましたが、いざ撮影がはじまってみると、意外と大丈夫だったなと。私自身このセリフ量は初めてでしたが、毎日ちゃんと頭に入った状態で撮影に臨むことができて、楽しめる余裕もありました。それは、現場の空気感に救われた部分も多かったので、とてもありがたかったです。

冨里奈央（以下、冨里）：私は逆で、最初は撮影の2日後くらいまでのセリフはちゃんと練習して覚えられていましたが、どんどん余裕がなくなってきてしまって……。撮影が終わったらその日の夜に次の日の台本を覚えるというギリギリのやり方でしたが、蓮加さんにもたくさん助けていただいて、なんとか無事完走することができました。

ーーたしかにセリフの量がすごく多かったですよね。

岩本：私はひたすら台本を読んで覚えました。全体の流れが頭に入っていないと覚えられないので、自分のセリフ以外の部分も含めて、小説を読む感覚で全体を覚えていくようにしました。

冨里：私は最初、セリフをどう覚えたらいいかがわからなかったので、撮影が始まる前に蓮加さんに「どうやって覚えたらいいですか？」と聞きました。そしたら、「ただひたすら読んでいく」と教えていただいたので、家でひたすら台本を読んで覚えるようにしました。

ーー冨里さんは本作が地上波ドラマ初出演になりますが、先輩の岩本さんから何かアドバイスがあったり？

岩本：してたかな？（笑）

冨里：「気負いすぎず、考えすぎずにまずは自由にやるのが一番いいよ」と言ってくださったのを覚えています。「とりあえずやってみて、ダメだったら変えていけばいいよ」と。

岩本：あ～、そうだ！　奈央はすごく素敵なものを持っているからこそ、いろいろ考え込んでしまうとそれが出せなくなってしまうなと思って。そうなってしまったらもったいないので、「楽しんでやるのが一番」と伝えました。

ーーもともとお芝居をやりたい意欲はあったんですか？

冨里：やってみたいと思っていました。以前、5期生だけで『古書堂ものがたり』というオムニバス・ミステリードラマに出演したことがあって。恥ずかしくてまだ自分で映像を観ることができていないのですが、演じているときはすごく楽しかったです。今回もすごく楽しかったので、また違う作品でもいろんな役をやってみたいと思いました。