『コンフィデンスマンKR』Prime Videoで9月6日配信 古沢良太「このニュースはたぶん本当」

『コンフィデンスマンKR』9月6日より配信

 『コンフィデンスマンJP』(フジテレビ系)を韓国でリメイクしたドラマ『コンフィデンスマンKR』が、9月6日よりPrime Videoで配信されることが決定した。

 2018年4月期のフジテレビ月9枠でスタートした『コンフィデンスマンJP』は、脚本家・古沢良太による完全オリジナルの“コンゲーム”シリーズ。長澤まさみ演じるダー子、東出昌大演じるボクちゃん、小日向文世演じるリチャードら3人の信用詐欺師が、奇想天外な計画で欲望にまみれた人々から大金を騙し取る姿を描き、ドラマ、映画、スピンオフと展開してきた。映画版は2022年公開の『英雄編』を含む3作で累計興行収入95億円を突破している。

 韓国版では、『私の夫と結婚して』のパク・ミニョンが主人公ユン・イランを演じ、共演に『マイネーム:偽りと復讐』パク・ヒスン、『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』のチュ・ジョンヒョクが名を連ねる。IQ165の天才的頭脳と変装の名手であるイラン(パク・ミニョン)を中心に、ベテラン詐欺師ジェームズ(パク・ヒスン)、純粋で行動力のあるミョン・グホ(チュ・ジョンヒョク)が繰り広げる、スタイリッシュな犯罪コメディーとなる。

 脚本はホン・スンヒョンとキム・ダへ、演出は『キス・シックス・センス』などのナム・ギフンが担当。制作はTME Groupが手がけ、韓国ならではのテンポ感と映像美、そしてオリジナル要素を加えた新たな物語が展開される。

 『コンフィデンスマンJP』の脚本を手がけた古沢は、「日本版を作っている頃からの一つの夢でした。ともに騙し、騙されましょう。このニュースはたぶん本当」とコメント。フジテレビ コンテンツ戦略本部コンテンツ事業局長の渋谷謙太郎は、「悲願のビジネス展開です。今後のコンテンツ戦略にもぜひご期待ください」と意気込みを語った。

 フジテレビはこれまでにも『料理の鉄人』『リッチマン、プアウーマン』などの海外リメイクを手がけてきたが、実写ドラマの韓国版を、韓国現地における放送・配信に加え、Prime Videoでの配信を通じて全世界に届ける施策は今回が初めてとなる。なお、韓国ではTV朝鮮により国内放送、Coupang Playにより国内配信される。

コメント

古沢良太(『コンフィデンスマンJP』脚本家)

目に見えるものが真実とは限らない。何が本当で何が嘘か。愛すべき詐欺師たちが韓国の地にも生まれます。韓国版を製作していただくことは、日本版を作っている頃からの一つの夢でした。時間をかけて、実力ある監督、脚本、スタッフの皆さん、そして望外のキャスト陣が集結し、実現してくださったことに感激しています。どんな作品に仕上がっているか、楽しみでなりません。ともに騙し、騙されましょう。『コンフィデンスマンKR』の世界へようこそ。このニュースはたぶん本当。

渋谷謙太郎(フジテレビ コンテンツ戦略本部 コンテンツ事業局長)

コンテンツ事業局では、国内外へのコンテンツ販売のみならず、グローバル市場への販路拡大、外部パートナーとの協業などによるコンテンツディストリビューションの拡大・開発に注力して参ります。積極的かつ立体的なビジネスデザインを目指します。原作ドラマ『コンフィデンスマンJP』が海外で認められ、リメイクが実現し、それが世界配信されるということは、悲願のビジネス展開です。これをきっかけに、今後のコンテンツ戦略にもぜひご期待いただきたいと思います。

『コンフィデンスマンKR』(左から)パク・ヒスン、パク・ミニョン、チュ・ジョンヒョク©2025 TME Group Co.,Ltd. All Right Reserved
『コンフィデンスマンJP』©フジテレビ

■配信情報
 『コンフィデンスマンKR』
Prime Videoにて、9月6日(土)22:30配信開始 毎週土・日に新エピソードを配信予定
出演:パク・ミニョン、パク・ヒスン、チュ・ジョンヒョク
脚本:ホン・スンヒョン、キム・ダへ
演出:ナム・ギフン
原作:2018年 フジテレビ系ドラマ『コンフィデンスマンJP』
制作:TME Group
共同制作:the fifthwall studio, ghost4
©2025 TME Group Co.,Ltd. All Right Reserved

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