スモーカーに巨人のブロギーも“完璧以上”の実写化に Netflix『ONE PIECE』S2初映像を分析

実写『ONE PIECE』S2の映像を分析

 Netflixオリジナルドラマシリーズ『ONE PIECE』のシーズン2「INTO THE GRAND LINE」がいよいよ2026年に配信される。

『ONE PIECE』シーズン2 初出し映像 - Netflix

 8月10日に開催された「ONE PIECE DAY’25」の会場では、ルフィたち麦わらの一味が新しい登場人物たちと絡む本編映像も初お披露目されて、漫画やアニメから抜け出してきたようなリアルな映像で繰り広げられるドラマへの期待を大いに誘っている。シーズン3の製作も決まり、「アラバスタ編」へと向かってバトルもドラマもどんどんと盛り上がっていく先の展開が今から待ち遠しい。

 ローグタウンで海軍本部のスモーカー大佐や女海賊のアルビダと対峙し、双子岬で巨大なクジラのラブーンと向き合い、リトルガーデンで見上げるような巨人と出会う。ドラマ版『ONE PIECE』のシーズン2の映像からは、アーロン一味との戦いを乗り越えて“偉大なる航路(グランドライン)“へと入っていくルフィたち麦わらの一味の前に立ちふさがる冒険が、ますます大きくて激しいものになっていくことを予感させる。

 シーズン2の映像には、真っ白な衣装で花を散らしながら姿を表すミス・オールサンデー、飛び上がって孔雀スラッシャーを投げるミス・ウェンズデーといった女性キャラクターたちも登場している。シーズン3の製作決定も公表され、ミス・オールサンデーやミス・ウェンズデーが深く絡んでくる「アラバスタ編」へと続くことが決まっただけに、グランドラインでの出来事はその前哨戦として、ルフィたち麦わらの一味の結束ぶりと強さを再確認するものとして描かれそうだ。

『ONE PIECE』シーズン2 チョッパー 初出し映像 - Netflix

 シーズン2については、ミカエラ・フーヴァーが声を演じるトニー・トニー・チョッパーが登場することが決まっている。ここから、グランドラインへと入った麦わらの一味が、ウイスキーピークでバロックワークスと戦い、リトルガーデンで映像にも出ていた巨人のブロギーと関わり合った先に訪れる冬島で、チョッパーと出会うまでが描かれると予想できる。映像には俳優が演じるキャラクターたちとチョッパーが絡むシーンはなかったが、恐竜でもモンスターでも実写映像の中に実在しているように感じさせるハリウッドのCGI技術なら、問題なくそこにチョッパーがいるように思わせてくれるだろう。

 そうした期待を先取りさせてくれたのが、リトルガーデンでの巨人のブロギーの登場シーンだ。ナミがゴーイングメリー号の甲板から見上げるマストのさらに上から見下ろしてくるブレンダン・マーリーが演じるブロギーの迫力に、もしも巨人が実在したらこれだけの存在感があるのだと思えてしまう。リトルガーデンにはもうひとり、ヴェルナー・コーツァーが演じるドリーという名の巨人もいる。ブロギーとドリーが絡み合うシーンは、ハリウッド映画の巨大モンスターたちによるバトルに迫る驚きを与えてくれるはずだ。

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