木村拓哉の“仕事ぶり”を間近で堪能! 『グランメゾン・パリ』特典映像は見ごたえたっぷり

『グランメゾン・パリ』のBlu-ray&DVDが8月8日に発売される。型破りなシェフ尾花夏樹(木村拓哉)が、フレンチの本場パリで仲間たちとミシュランガイドの三つ星獲得を目指す映画は、興行収入41.7億円、観客動員289万人突破の大ヒットとなった。(2025年4月20日現在)
今回発売されるのは、通常版と豪華版の2形態。通常版は本編と予告集の構成で、映画館での感動をいつでもどこでも再現可能だ。豪華版の特典は特典映像とブックレットで、特典映像には、ビジュアルコメンタリーとメイキングのほかに、レッドカーペットイベントやスペシャルドラマ『グランメゾン東京』先行上映舞台挨拶、ナビ番組「グランメゾンプロジェクト 夢の舞台で」(TBS系)などが収録される。
なかでも注目は、メイキングとビジュアルコメンタリー。約1時間30分のメイキングは見ごたえたっぷりで、それ自体1本のドキュメンタリー作品として観ることができる。連続ドラマ『グランメゾン東京』(TBS系)からスペシャルドラマ、映画版まで、『グランメゾン』シリーズには数々の魅力的な一皿が登場する。『グランメゾン・パリ』のメイキングは、「このシーンはどうやって撮っているんだろう?」という視聴者の疑問に答えるものだ。
これほど熱のこもったメイキングは他では見当たらない。クランクインからオールアップまでを収めた映像には、撮影風景やキャストのインタビューも収録。ワンカットの調理シーンでは、互いの姿が背景に映り込むため、出演者は気を抜けない。立ち位置やタイミング、動作・セリフを把握し、入念に準備した上で、臨機応変な対応力が求められる。多人数が厨房にひしめく臨場感がダイレクトに伝わってきた。
百戦錬磨の俳優陣が協調して新しい課題にチャレンジする姿は新鮮で、撮影現場で創造性を発揮する俳優・木村拓哉の仕事ぶりを間近で観ることができる。木村は三つ星レストランの調理場を見学して得た気づきをフィードバックし、共演者と演技のキャッチボールを試みる。塚原あゆ子監督は感情を言語化して共有し、ひらめきを演出する。一つの作品を作り上げるチームの熱量に、観ているこちらも高揚感を抑えられない。
本作に先駆けて放送されたスペシャルドラマ『グランメゾン東京』(TBS系)では、連続ドラマの“その後”が描かれた。レストラン「グランメゾン東京」が新たな体制で歩み出す過程は、映画版へのプロローグになっていた。日本とフランスで行われた撮影には、スペシャルドラマのメンバーも参加。新生グランメゾン東京で料理長となった平古祥平を演じる玉森裕太(Kis-My-Ft2)を中心に、短い時間ながらチームの連携が求められる難しい撮影を乗り越える。また玉森は、日本で撮影中だったグランメゾンパリチームの現場を訪問。木村と気心の知れた会話を繰り広げる様子も収められている。





























