樋口真嗣らが制作に関わった極彩色の惑星・ケルマンの姿も 『次元を超える』本予告公開

窪塚洋介と松田龍平がW主演を務める映画『次元を超える TRANSCENDING DIMENSIONS』の公開日が10月17日に決定し、本予告と本ポスタービジュアルが公開された。
本作は、『狼煙が呼ぶ』(2019年)、『破壊の日』(2020年)、『全員切腹』(2021年)、『生きている。』(2022)など、『狼蘇山』シリーズとして混沌の時代に挑む作品を作り続け、2023年は『ここにいる。』を発表した豊田利晃監督のフィクション長編映画。豊田監督のフィクション作品は『泣き虫しょったんの奇跡』以来、7年ぶりとなる。また、グラフィックアーティストのYOSHIROTTEN、CGクリエイターのマイケル・アリアス、『シン・ゴジラ』で監督と特技監督を務めた樋口真嗣などもスタッフとして参加している。
物語の軸になる孤高の修行者・山中狼介を窪塚、謎の暗殺者・新野風を松田が演じ、W主演を務める。そのほかキャストには、千原ジュニア、芋生悠、渋川清彦、東出昌大、板尾創路、祷キララ、窪塚愛流、飯田団紅、マメ山田らが名を連ねている。
さらに、本作のエンディングテーマがThe Birthdayの「抱きしめたい」に決定した。
あわせて公開された本予告は、挿入曲となるSons of Kemetの「Inner Babylon」に合わせて、宇宙空間に浮かぶ青い惑星・地球と、格子状の模様をした極彩色の惑星・ケルマンのシーンからスタート。そして、白装束に身を包み、長い杖を持って歩いていく修行者・山中狼介(窪塚洋介)と、拳銃を懐に入れて、殺気を漲らせて歩いていく暗殺者・新野風(松田龍平)が、法螺貝に導かれて狼蘇山で対面するシーンへと続いていく。「俺を呼んだのはお前か?」と訊ねる狼介に対して、新野は「この世の果てで祈ってこい」と法螺貝を吹くのだった。
その後、鏡の洞窟に現われるミスター・ケルマン(マメ山田)、宇宙服を着て歩く狼介、狼の落書きを見つめる新野など、謎めいたカットが畳みかけられる。さらに、狼の印を結ぶ阿闍梨(千原ジュニア)、阿闍梨に向けて弾指する鉄平(渋川清彦)と修験着を着て並ぶ団吉(飯田団紅)、不敵な笑みを浮かべる野々花(芋生悠)、刃物に驚き慄くヤス(東出昌大)、脳波のモニターを確認する高嶋博士(板尾創路)と傍らで実験を見守る渡邊助手(祷キララ)など、癖のあるキャラクターたちが映し出される。やがて、次元を超えて鏡の洞窟で対峙する狼介と新野。過去から現在、そして未来を駆け巡り、日本から地球、さらに宇宙に辿り着く、彼らが見たものとは。
豊田利晃(監督・脚本・エグゼクティブプロデューサー) コメント
人はどこから来て、どこへ行くのか。それは、永遠に解けない謎である。だから人は悩む。答えはきっと心の中にあるだろう。心の中とはどこにあるのだろう。時空を超えた物語の中で、次元を超えた視点に辿り着くために、この映画を作らねばならぬと思った。最後の映画になる気がしている。映画に救われた者だけが、映画を救うと信じている。
■公開情報
『次元を超える TRANSCENDING DIMENSIONS』
10月17日(金)よりユーロスペースほかにて全国順次公開
監督:豊田利晃
出演:窪塚洋介、松田龍平、千原ジュニア、芋生悠、渋川清彦、東出昌大、板尾創路、祷キララ、窪塚愛流(声の出演)、飯田団紅、マメ山田
音楽:Sons of Kemet、Mars89、中込健太(鼓童)、住吉佑太(鼓童)、ヤマジカズヒデ
プロデューサー:村岡伸一郎、行実良
VFX スーパーバイザー:道木伸隆
惑星ケルマンデザイン:YOSHIROTTEN
惑星ケルマンCG:敷山未来(YAR)
宇宙船デザイン:マイケル・アリアス
特殊相談役:樋口真嗣
協賛:元気リゾート、yugyo、レスイズデザイン、アスマキナ、塩入孔志、サンクチュアリ DAIHI、ネネム
製作:豊田組
配給:スターサンズ
2025年/日本/96分/ビスタサイズ/5.1ch/PG12
©次元超越体/DIMENSIONS
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