2025.07.18 20:05

『トロン：アレス』新予告にジェフ・ブリッジスがサプライズ登場　本ポスターも公開

文＝リアルサウンド映画部

　10月10日に日米同時公開される『トロン』シリーズ最新作『トロン：アレス』の新予告映像および本ポスタービジュアルが公開された。

　1982年に公開された『トロン』は、デジタル世界に送り込まれた天才コンピューター・プログラマーのケヴィン・フリンが、生死をかけたゲームに挑んでいく様子を描いたSF映画。現実世界から“デジタル世界”へ侵入するという設定と、CGが本格導入された新たな映像体験は、社会現象を巻き起こした。2010年には続編の『トロン：レガシー』が公開され、『トロン』シリーズはゲームやフロリダのマジックキングダム・パークのアトラクションになるなど、世界的な人気コンテンツのひとつとなっている。

　前作から15年後の時を経て公開される最新作『トロン：アレス』の監督を務めるのは、『パイレーツ・オブ・カリビアン／最後の海賊』や『マレフィセント2』のヨアヒム・ローニング。楽曲は、前作のダフト・パンクに代わって、『ソーシャル・ネットワーク』『ドラゴン・タトゥーの女』『ソウルフル・ワールド』などで音楽を手がけ、アカデミー賞作曲賞を受賞したトレント・レズナーとアッティカス・ロス率いるナイン・インチ・ネイルズが担当する。

　これまで現実世界の人間がデジタル世界へ侵入する様子を描いてきた『トロン』シリーズだが、本作では“デジタル世界”の高度な人工プログラム“アレス”が“現実世界”に襲来。その“アレス”を『スーサイド・スクワッド』『モービウス』などのジャレッド・レトが演じる。

　これまでは“現実世界”の人間がデジタル世界へと足を踏み入れてきた『トロン』シリーズ。しかし、最新作で描かれるのは、まさにその逆だ。デジタル世界の“超高度AIプログラム”が、ついに現実世界へと襲来する。圧倒的な力と知性を持ち、“究極の兵士”の誕生するが、しかし彼らが暴走し現実世界と人間を脅かす存在となったとき、制御はもはや不可能となる。その目的は何か。彼らが目指す“未来”とは。

『トロン：アレス』新予告

　今回公開されたのは、初めてグループ名義で映画音楽を担当するナイン・インチ・ネイルズにより完全書き下ろしの楽曲「As Alive As You Need Me To Be」が彩る新予告映像。人間の記録映像を静かに見つめながら何かを感じとるアレスの姿が映し出されるが、果たして彼は敵なのだろうか。さらに、赤いライトサイクルがレーザーを放ち、一瞬で背中に“飛行ユニット”のようなウイングが出現し、颯爽と飛び立っていく姿など、CGIの技術で世界を圧倒してきた『トロン』シリーズならではの圧倒的な映像美と世界観が観る者をスクリーンに引き込む。そして何より、シリーズの象徴的存在であるケヴィン・フリン役であるジェフ・ブリッジスの姿がみえるというサプライズも用意された。