仲野太賀、岩田剛典、二階堂ふみ、松田龍平ら、『シミュレーション』新キャスト発表

池松壮亮が主演を務めるNHKスペシャル終戦80年ドラマ『シミュレーション ~昭和16年夏の敗戦~』の新キャスト15名が発表され、あわせてメインビジュアルが公開された。
本作は、数多くの戦争関連番組を世に送り出してきたNスペが終戦80年の夏に送る渾身の実録ドラマ。舞台は真珠湾攻撃の8カ月前となる1941年(昭和16年)4月。国の指示の下、日本中のエリートたちが秘密裏に集められた。対米戦をあらゆる角度からシミュレートするためにつくられた「総力戦研究所」のメンバーたちだ。若手官僚、報道人、軍人……次世代の日本を担うまさに“ベスト&ブライテスト”たち。模擬内閣を作り、軍事、外交、経済など、さまざまなデータや情勢を分析。アメリカと戦った場合のありとあらゆる可能性を探っていく。そして最終的にエリートたちが導き出した結末は、“圧倒的な敗北”という、あまりにも厳しい結論だった。彼らはどのようにして、対米戦必敗の結論へと至ったのか。そしてなぜ、未来を的確に予見していた彼らの結論が顧みられることなく、国家や軍は、勝ち目のない戦争に突き進んでいったのか。
猪瀬直樹のノンフィクション『昭和16年夏の敗戦』を原案に、石井裕也が監督を務め、初めて戦争ドラマに挑む。池松は産業組合中央金庫(現・農林中金)の調査課長・宇治田洋一を演じる。
新たに発表されたキャストは15名。総力戦研究所の研究員たちとして、宇治田(池松壮亮)と同じ民間出身で、同盟通信社政治部記者・樺島茂雄役を仲野太賀、海軍少佐・村井和正役を岩田剛典、陸軍少佐・高城源一役を中村蒼、企画院物価局事務官・峯岸草一役を三浦貴大がそれぞれ演じる。
宇治田の家族として、妹・小百合を二階堂ふみ、弟・英二を杉田雷麟、宇治田の上司・井川忠雄を別所哲也がそれぞれ演じる。
内閣総理大臣・近衛文麿役には北村有起哉、昭和天皇役には松田龍平、木戸幸一役には奥田瑛二、陸軍少将・板倉大道役には国村隼、陸軍中佐・瀬古明役には佐藤隆太、陸軍少将・武藤章役には中野英雄、陸軍中佐・西村良穂役には江口洋介、陸軍大臣・東條英機役には佐藤浩市が名を連ねた。
また、本作の題字を赤松陽構造、音楽を岩代太郎がそれぞれ担当した。
コメント
赤松陽構造(題字)
とても良質な反戦ドラマだと思います。
題字を書くときに心がけていることは、映像をイメージし自由な発想で書くように心がけています。
「シミュレーション」ではあの時代の閉塞感や若者たちの葛藤を想い、筆字でも書道の型にとらわれず、すり切れた筆を使って書きました。
このドラマは今の時代に共通する空気を感じました。今の若者たちに是非見て欲しいです。
岩代太郎(音楽)

戦争を知らない世代の日本人として、この番組に参加できたことを誇りに思います。
今回のサウンドトラックでは、「パッサカリア」という音楽技法を多用しました。
現在に至るまで、「戦争」から何も学べない人類に向けてのメッセージを、音楽的に表現する上で、最適な音楽コンセプトが「パッサカリア」だと撮影期間中に確信したからです。
どうか番組内でも耳を傾けていただければ幸いです。
■放送情報
NHKスペシャル『シミュレーション~昭和16年夏の敗戦~』
NHK総合にて放送
前編:8月16日(土)21:00~21:59
後編:8月17日(日)21:00~21:59
原案:猪瀬直樹『昭和16年夏の敗戦』(中央公論新社刊)
出演:池松壮亮、仲野太賀、岩田剛典、中村蒼、三浦貴大、二階堂ふみ、杉田雷麟、別所哲也、北村有起哉、中野英雄、松田龍平、奥田瑛二、國村隼、佐藤隆太、江口洋介、佐藤浩市
脚本・演出:石井裕也
制作統括:新延明(NHK)、家冨未央(NHKエンタープライズ)、布川均(ポニーキャニオン)、橋本櫻(東京テアトル)、永井拓郎(RIKIプロジェクト)
制作:NHK、NHKエンタープライズ、RIKIプロジェクト
写真提供=NHK






































