『あんぱん』戸田恵子の“正義の味方”ぶりが光る 第15週の『アンパンマン』関連ネタまとめ

NHK連続テレビ小説『あんぱん』は、国民的アニメ『それいけ!アンパンマン』(以下、アンパンマン)の生みの親である漫画家・やなせたかし(本名:柳瀬嵩)と、その妻の小松暢夫妻の半生がモデルの物語。戦前、戦中、戦後の時代を生き抜き、“逆転しない正義”を体現した『アンパンマン』を生み出すまでの愛と勇気の物語を描いており、作中に『アンパンマン』を彷彿とさせる要素が随所に登場している。本稿では、第15週の『アンパンマン』に関する小ネタを紹介する。
この週のトピックは、なんといってもアンパンマン役の声優・戸田恵子の出演だろう。これまで、アニメ『アンパンマン』で声優を務める山寺宏一(チーズ役ほか)、島本須美(しょくぱんまん役)、中尾隆聖(ばいきんまん役)が登場しており、ファンから「戸田さんも出演してほしい!」と出演を熱望されていた。
『あんぱん』“ガード下の女王”薪鉄子役の戸田恵子がついに登場 アンパンマンと重なる姿も
戸田恵子が、NHK連続テレビ小説『あんぱん』第15週「いざ!東京」第75話より本格登場している。言わずもがな、戸田は『それいけ!…そして、7月10日放送の第74話に満を持して登場した戸田。演じるのは、高知出身の代議士・薪鉄子役。のぶ(今田美桜)以上のハチキンで、「弱い立場の者に手を差し伸べる」という強い信念を持った、後にのぶの人生に大きな影響を与えていくこととなる人物だ。
第74話にて『月刊くじら』8月号の取材のため、出張で東京へとやって来たのぶ、嵩(北村匠海)、東海林(津田健次郎)、岩清水(倉悠貴)。「ガード下の女王」こと薪鉄子を探している道中で、屋台のおでんで腹を満たす。しかし、そのせいで食あたりになってしまい、「医者はいませんか!」と慌てるのぶに「いるわけないだろ。仕方ないね。部屋に運ぶよ」と声を掛けて助けてくれたのが鉄子だった。

「困っている人がいたら助ける」。これぞ、アンパンマン。ずっと彼女の登場を待ち望んでいた視聴者は、SNS上にて「待ってました!」「戸田さん、アンパンマンみたいな登場の仕方!」「やっぱり正義の味方役」と喜びの声を寄せた。
しかし、薪鉄子はアンパンマンをイメージしたキャラクターではないそう。おそらくは「てっかのマキちゃん」なのではないかとネット上でささやかれている。キャラクターの説明文を見てみると「たんきだけど、とても つよい おんなのこ。こまっている ひとを たすけずには いられない せいぎの みかた。ドキンちゃんが でしいりしたことも ある」とのことで、バッチリ当てはまっているではないか(※)。
戸田恵子は『あんぱん』における最重要ピース “てっかのマキちゃん”の立体化に期待大
朝ドラ『あんぱん』(NHK総合)には多彩な俳優陣が顔を揃えている作品だが、放送開始から半年が経過して物語が折り返し地点に入ったい…気になるのは「ドキンちゃんが でしいりしたことも ある」という一文。のぶはドキンちゃんをイメージしていると言われており、さらに、のぶのモデルとなった暢は高知新聞社で記者として働いた後、上京して代議士の秘書になったという経歴もある。もしかすると、この出会いをきっかけに、のぶは鉄子の秘書に……? そんな展開を予想してしまう。






















