藤木直人と白石麻衣が初共演でバディに 7月期フジ水10ドラマ『最後の鑑定人』放送決定

藤木直人が主演を務め、白石麻衣がヒロイン役を担当する連続ドラマ『最後の鑑定人』が、7月9日よりフジテレビ系水10ドラマ枠にて放送されることが決定した。
本作は、かつて科捜研のエースとして活躍し“最後の鑑定人”と呼ばれていた主人公が、科学的アプローチを駆使して難事件を解決に導いていくサイエンスミステリー。『永遠についての証明』で2018年に第9回野性時代フロンティア文学賞(現「小説 野性時代 新人賞」)を受賞した小説家・岩井圭也の同名小説を原作に、『ザ・クイズショウ』(日本テレビ系)の及川拓郎、『白暮のクロニクル』(WOWOW)の山崎太基、『問題物件』(フジテレビ系)の北浦勝大、『対岸の家事~これが、私の生きる道!~』(TBS系)の青塚美穂が脚本を手がける。
藤木が演じるのは、元科捜研のエースで卓越した鑑定技術の持ち主である主人公・土門誠。「土門に鑑定できないなら、他の誰にも鑑定できない」とまで言わしめ、科捜研最後の砦として“最後の鑑定人”と呼ばれていた。しかし、ある事件をきっかけに科捜研を退職。現在は自ら民間鑑定所を設立し、警察や弁護士などから鑑定依頼を受けて捜査に協力している。あらゆる科学的アプローチを用いて些細な痕跡から事件の真実を暴き出す高度な鑑定技術を持つ一方、無駄な世間話を好まず無愛想で人に興味なし。徹底した合理主義者で、時には空気を読まない物言いで接する者を不快にさせてしまう奇人。科捜研をやめるきっかけになった“ある事件”を機に、さらに科学と向き合っていくことになる。2025年に俳優デビュー30周年を迎える藤木は、本作でフジテレビ連ドラ単独初主演を果たす。
藤木とドラマ初共演を果たす白石が演じるのは、土門の鑑定所で働き、人のウソを見抜くのが得意な“変人”研究員・高倉柊子。学生時代は心理学系の研究室でポリグラフ検査の研究をしており、一時は科捜研を目指すも試験に落ちて挫折した高倉。研究補助員として土門が関わる事件に派遣された際、能力を買われて土門鑑定所で働くことになった。心理学の道に進みたいと考えていて土門鑑定所では腰掛けくらいの気持ちで働いており、あわよくば転職しようと考えている。人が嘘をつく行動原理に興味があるため、日頃から人の嘘を見抜くクセがあり、鑑定所に訪れた依頼人にわざと不味いハーブティーを出して反応をうかがう変人。せっかちで物怖じしない性格から土門に楯突くことも多い。
著者の岩井自身が農学部出身で、カビやバクテリアなど微生物の研究をしていた“科学者”であり、科学捜査の醍醐味やリアリティーが細部にまでちりばめられている本作。さらに、不可解な事件を解明することによって人間の暗部や悲しき真実があらわになるなど、ヒューマンドラマの側面も持ち併せるストーリーが特徴となる。このたびのドラマ化にあたり岩井は「鑑定の現場で日々奮闘している方々を心から尊敬しています。そのリスペクトを託したのが、“最後の鑑定人”こと土門誠という人物です。このドラマをきっかけに、一人でも多くの方が科学鑑定への興味を持ってくださったら、原作者としてうれしく思います」とコメントを寄せている。
また、本作の出演に際し、主演の藤木は、「俳優デビュー作はフジテレビ制作の映画だったのですが、それからちょうど30年という節目の年に、主演を任せていただけることはとても感慨深いです」とコメント。白石は、「今回は嘘を見抜く研究員という役どころですが、私自身も人の仕草やクセを見てしまうことが多いので、他人を観察する部分は高倉に似ているところがあるかもしれません」と作品への思いを語っている。
藤木直人(土門誠役)コメント

オファーを受けた際の率直な思い
素直に“マジか”でした。顔見知りのプロデューサーさんから“お話があるんですと”お会いしたら、今作のお話だったのでビックリしました。鑑定人という役どころは初めてなのですが、自分自身は理系人間。理系の役もこれまでたくさんやらせていただきましたので、今回も専門用語や説明せりふがたくさんあるんだろうなと思っています(笑)。
俳優デビュー作はフジテレビ制作の映画だったのですが、それからちょうど30年という節目の年に、主演を任せていただけることはとても感慨深いです。
台本や原作を読んだ感想
理系人間としては、科学を使って事件を解決していくというストーリーはとても興味深い。原作を読ませていただくと第1話から中々ヘビーな展開だったので、“ドラマはどうなっていくのだろう”と思ったり…。一方で原作の主人公は感情を面に出さないキャラクターでしたが、ドラマでは喜怒哀楽のある人物に仕上がっているので、エンターテインメントとして良い作品になるのではないかと思っています。
ドラマ初共演でバディとなる白石麻衣の印象
アイドルやモデルも経験されていて、バラエティー番組ではモノマネも披露されていたりとすごく芸達者な方だなという印象です。演技も確かで頼もし過ぎるので、全部お任せしたいくらいです(笑)。白石さんとは親子のような歳の差にはなりますが、表面上はあまりかみ合わないバディを演じていくことになるので、いろいろお話しながら撮影させていただきたいです。
視聴者へのメッセージ
ささいな科学的事実から謎をひもといていく爽快さを味わっていただきたい。そして、かみ合わない土門×高倉のコンビがどのように活躍していくのか是非注目してください!
白石麻衣(高倉柊子役)コメント

オファーを受けた際の率直な思い
サイエンス×ミステリー作品ということで、謎を解決していくミステリーが大好きな私としては、台本を読みながらワクワクしてしまいました。今回は嘘を見抜く研究員という役どころですが、私自身も人の仕草やクセを見てしまうことが多いので、他人を観察する部分は高倉に似ているところがあるかもしれません。
台本や原作を読んだ感想
毎話事件を解決する土門先生の推理はもちろん、先生と高倉の軽快なせりふの掛け合いも見どころになると思います。先生との掛け合いは自分自身も楽しみながら撮影していきたいです。
ドラマ初共演でバディとなる藤木直人の印象
私にとっては初めての役柄なのですが、そのお相手が藤木さんですごく心強いです。これから1クール一緒に撮影させていただくのが楽しみでもありますし、一生懸命藤木さんの背中を追いかけていきたいです。若干人見知りしてしまうかもしれないのですが、撮影を通じて藤木さんの素の部分を知っていけたらうれしいですし、良い部分をどんどん吸収させていただきたいです!
視聴者へのメッセージ
作品のキャッチコピーに“科学は嘘をつかない”とあるように、ドラマの中でもその言葉はとても大切になっていくと思います。そして人間の“嘘”を暴いていく部分も見どころになっていくので、ご期待ください!
石原未菜(プロデューサー)コメント
初めて『最後の鑑定人』の原作を読ませていただいた時、“科学鑑定”という未知の世界にあっという間に惹き込まれました。さらに、嘘をつく人間に興味はなく、信じられるのは科学のみ、という土門誠のキャラクターの魅力、そして物語一つ一つの事件と科学捜査が導く真実に驚きの連続で、ぜひこの小説をドラマ化したい!と思いました。原作者の岩井圭也さんともお会いさせていただき、岩井さんご自身が“科学者”だからこそ描ける科学の面白さを改めて感じました。
主人公・土門誠は、人に興味がなくてとっつきにくい、誰もが認める凄腕鑑定人ですが、過去に十字架を背負っている、というミステリアスさがあります。土門役で真っ先に思い浮かんだのが藤木直人さんで、豊かな表情の中に魅せる奥深い表情と確かな演技力が、過去に影をまといつつも目の前の科学鑑定に向き合う土門にまさにピッタリで、すぐにオファーさせていただきました。実際に撮影が始まってからは土門誠を演じる藤木さんを見て、目の前にあの土門がいる!とビビッと感じましたし、これからどんな土門が見られるのか、今後の撮影がさらに楽しみになりました。
土門のバディである研究員の高倉柊子は、ドラマにおける視聴者の皆様の目線になります。クセ強の土門に振り回されながらも、自分の道を探していく高倉役は、強さと優しさ、両面の表現力がとても魅力的な白石麻衣さんにオファーさせていただきました。高倉は自分でブレンドした特製ハーブ水を依頼客に飲ませるという面白い一面もあり、白石さん×科学というこれまでにない一面が見られると思いますので、ぜひご期待ください。
土門と高倉コンビがどんどんクセになってくる、この二人の“科学”反応をぜひ楽しみに見ていただきたいと思っています。今年の夏はサイエンスミステリー『最後の鑑定人』をぜひご覧ください!
岩井圭也(原作)コメント
みなさんは、“科学鑑定”と聞いて何を思うでしょうか?
“よくわからない”“難しそう”“自分とは縁のない話”…そう思われる方もいらっしゃるかもしれません。しかし科学鑑定で扱うのは、誰にとっても身近なものばかりです。ドアノブに触れれば、指紋や掌紋が残ります。雨でぬかるんだ道を歩けば、足跡が刻まれます。普通に生活しているだけで、毛髪は抜け落ちます。人がこの世に残すあらゆる痕跡が、鑑定の対象となるのです。
私自身はただの小説家であり、科学鑑定について偉そうに語る資格はありません。しかしながら、鑑定の現場で日々奮闘している方々を心から尊敬しています。そのリスペクトを託したのが、“最後の鑑定人”こと土門誠という人物です。
このドラマをきっかけに、一人でも多くの方が科学鑑定への興味を持ってくださったら、原作者としてうれしく思います。


■放送情報
『最後の鑑定人』
フジテレビ系にて、7月9日(水)スタート 毎週水曜22:00~22:54放送
※初回15分拡大(22:00~23:09放送)
出演:藤木直人、白石麻衣ほか
原作:岩井圭也
脚本:及川拓郎、山崎太基、北浦勝大、青塚美穂
演出:水田成英(FCC)、谷村政樹、清矢明子
プロデューサー:石原未菜、宮木正悟、郷田悠(FCC)
プロデュース協力:渡辺良介(大映テレビ)
制作協力:FCC
制作著作:フジテレビ
©︎フジテレビ
公式サイト:https://www.fujitv.co.jp/saigonokanteinin/
公式X(旧Twitter):https://x.com/kanteinin_fuji
公式Instagram:https://www.instagram.com/kanteinin_fuji/
公式TikTok:https://www.tiktok.com/@kanteinin_fuji






















