小室哲哉、ショートドラマ&オリジナル楽曲をプロデュース 「もう1回ぐらいバズりたい」
これまでタイアップ楽曲を数えきれないほど制作してきた小室は、およそ3分間でのMVや90秒から1分間ほどのデモテープでその楽曲の良さを伝えてきた。そういった部分はショートドラマと近しい部分を感じているようだ。今回、小室が手がけるオリジナルショートドラマの題材は、地下アイドル業界。熱心に地下アイドル業界を解説する小室は、「まあもう1回ぐらいバズりたいなっていう気持ちが。ショートからのヒット曲を」と劇中の楽曲も担当することを明かし、「音楽があってのショートドラマの内容」だと説明。さらに楽曲のコンセプトもすでにほとんど決まっているという。
劇中では小室が見た音楽業界のリアルは、あくまで“エンタメ”として描いていくものの、「音楽の部分だけはずっと一貫してリアルでいきたい」という揺るがない信念を覗かせる。アイドル3人のキャスティングは現在選考中で、「なるべくリアルなものでいきたいと思っているので、シビアな選考になるかなと思います」と語った。記者からの「小室さんがカリスマプロデューサー役で出てくるということはない?」という質問には、「ありえるかもしれないですね」と一言。これに村中氏は嬉しそうに「あとでもう一回お願いしておきます」と笑みを見せていた。
DMM TVは、会員100万人以上の国内配信サービスとして初のショートドラマ全話見放題を開始する。オリジナル作品として『新人看護師は院長の孫娘!?』(6月2日から配信)、独占配信として『ドッペルマリッジ』(6月2日から配信)など、毎週新作が追加されていく。今後のコンテンツラインナップとして、DMM TVオリジナルと連動したショートドラマ作品も配信され、12月には『ドンケツ -裏街道ショート-』、2026年1月には『外道の歌 -Re:venge Short-』が予定されている。
村中氏は、今後手掛けるオリジナルショートドラマに関して、「これまでオリジナル作品を展開してきた中で培った制作ノウハウと、日本のエンタメ界で活躍する魅力的なクリエイターやキャストとの実績、チャレンジングな制作環境を活かして、ショートドラマのすぐに見られる、短尺であるという手軽さと、DMM.comならではのクオリティを掛け合わせた、今までにないショートドラマをお届けしたいなと思っております」とDMM TVがオリジナルショートドラマを手がける意義をプレゼンした。